ドリルよりも、「遊びで培った柔軟な思考力」が大切
「子どもを、どうやって伸ばすか」を考えたとき、「ドリル」など、勉強らしい勉強だけをさせようとする親がいます。
たしかに、希望の学校に合格させるだけが目的なら、「ドリル」を繰り返しやるのもいいかもしれません。
ですが、志望校に合格して「学歴」をつけたところで、それだけでメシが食えるほど、社会は単純ではありません。
「メシを食う」ために必要な人間力は、ドリルより、幼児期の「遊び」の中で伸びていくものです。
ドリルには、正解が決められています。でも「遊び」は、正解がひとつだけではありません。「遊び」は、自由自在に創り出すことができます。
・「どうすれば、みんなが楽しいと思うかな?」
・「次は、こういうルールにしたらどうかな?」
・「どうすれば、相手も喜んでくれるかな?」
…と発想を膨らませながら、「柔軟にしくみを変える力」「工夫する力」を伸ばしていくことができるのです。
社会の中で突き当たる問題は、答えがひとつとはかぎりません。したがって、子どものころに「遊び」で培った柔軟な思考力こそが、大人になってから役立つのです。