「新規立法」では残念ながら不合格
“さすが”だった小泉政務官のコメント

 いかがでしたでしょうか。

 毎日新聞が大阪の住民投票直後に行った世論調査では、ドローンの飛行制限を政府が検討していることについて、「規制すべきだと思う」が77%。「規制すべきだと思わない」の12%を大きく上回った、と報じられています。私の問題を解答される方でも、「ドローン特別規制法」のような新法制定を提言する方もいるかもしれません。実際、そうした世論を背景に立法を目指す動きが報じられていました。

 しかし、新規立法をすれば、問題が解決するといるというのは錯覚です。もし私の手元に、安直に新法制定を持ち出し、多少の自由制約もやむを得ない旨の解答が来たら、残念ながら「すずかんゼミ」に不合格の通知を出すことになるでしょう。なぜなら、問題解決の実効性に乏しく、副作用が大きいからです。

 それでは、どんな答案を出せば、合格できるでしょうか。

 最近、私が非常に感心させられたのは、先日、幕張メッセで開催された第1回ドローン展での、視察に訪れた小泉進次郎・内閣府政務官のコメントです。このコメントはハフィントン・ポストで掲載されて、Facebookでも5000を超える「いいね!」が付き、ネット上の多くの反響、共感を呼びました。

──中学生の事件があったが

 リスクはもちろんしっかりとケアしないといけないが、可能性を大いに期待したいと思う。

──世界での競争の激化が予想されるが、日本がトップランナーになるためには?

 まず一つ目は、ドローンを使ってどのように社会をより良くできるのか、目に見える形で、ドローン特区などのさまざまなフィールドを通じて実際にやってみる。(中略)必ず新しいものが社会に入る時って、リスクはありますから。リスクをゼロにすることは不可能。ゼロリスクはありえないということを前提として、こういった新たな発想を、新たな社会づくりに活かしていく。

──政府は規制のありかたを検討しているが、規制をすることで開発や普及が阻害されるのでは?