一方、女子のサッカー日本代表「なでしこジャパン」が出場するアジア最終予選は2月29日から3月9日まで大阪で行われる。日本、オーストラリア、北朝鮮、中国、韓国、ベトナムの6ヵ国が総当たり戦を行い、2位までが五輪出場権を得る方式だ。2011年W杯で優勝という快挙を成し遂げた後も、2012年ロンドン五輪で準優勝、昨年のW杯でも準優勝という実績はアジアで群を抜く。世界ランクも6ヵ国中トップで、1位で五輪出場権を獲って当然だ。ただ気がかりな点もないわけではない。昨年8月に行われた東アジアカップでは若手主体だったとはいえ北朝鮮と韓国に敗れている。ベストメンバーで臨めば大丈夫だろうが、それほど大きな実力差はないわけで、意外とハラハラする試合になるかもしれない。

バレーボール男女、ハンド女子、
バスケ男子が最終予選に望みを託す

 バレーボールは昨年夏に行われたワールドカップで2位までに入れば五輪出場権が得られたが、全日本女子は5位、男子は6位に終った。残る機会は男女とも5月14日から6月5日まで日本(東京体育館)で行われる最終予選。出場するのは8ヵ国(アジア=4、欧州=2、南米=1、北中米=1)で総当たり戦が行われ、3位までに入るかアジアで1位になれば五輪出場権が得られる。ワールドカップの順位から見れば出場権獲得圏内だが、最終予選ならではの緊張感があり、手に汗握る試合が連続しそうだ。

 この他、最終予選に五輪出場の望みを残すのはハンドボール女子、バスケットボール男子。ハンドボール女子は昨年10月に行われたアジア予選で1位になれば出場権が得られたが、決勝で韓国に敗れ涙を飲んだ。最終予選は3月17日~20日の日程で行われる。12ヵ国が4ヵ国ずつのグループに分かれて総当たり戦を行い各グループ2位までが出場権を得る。日本はオランダ、フランス、チュニジアと同組になった。世界選手権2位のオランダに勝つのは難しいが、同7位のフランスにはなんとか勝って滑り込みたいところだ。

 バスケットボールの最終予選は五輪1ヵ月前の7月4日~10日に行われる。18ヵ国を6ヵ国ずつ3つのグループに分けて総当たり戦を行い1位が出場権を獲得。バスケットボールは強豪国が多く、6ヵ国の中で1位になるのは厳しいが、あきらめずに戦う姿を見せてもらいたい。

 個人競技も一部の内定者を除き、今後行われる競技会で派遣選手の選考が行われる。マラソンは昨年8月の世界陸上と、男子は福岡国際(終了)、東京(2月29日)、びわ湖毎日(3月6日)、女子はさいたま国際(終了)、大阪国際(1月31日)、名古屋ウィメンズ(3月13日)が選考対象レース。内定しているのは世界陸上で7位に入賞した女子の伊藤舞だけで、それ以外は最後の選考レース後に選ばれる。マラソンがメダル有力種目だった頃は選考を巡って論争が巻き起こったものだが、今はそれほどの盛り上がりはない。残るレースでは議論を呼ぶような複数の新星が飛び出してほしいものだ。