“グローバルエリート”ムーギー・キム氏と、子育て連載でバズ記事連発のミセス・パンプキン氏が膨大な「家庭教育調査」から著した一冊『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子』を育てるから、子どもにとって「本当にためになる」育て方の秘密を公開する。
子どもは親の「言うこと」は聞かないが「真似」はする──一流の育て方に大切なのは言葉より言行一致
さて、今回のコラムのテーマは「子育てでも会社で人を育てるうえでも、共通して大切なのは親・上司の言行一致」ということである。
まずは軽い与太話からコラムを始めるが、言行一致ではなく「言行不一致」といえば、皆様が真っ先に思い出すのは、なんといっても政治家の先生かもしれない。私は政治家を「先生」と呼ぶ慣行が大いに国会議員を勘違いさせ、自分を「国民の上に立つ偉い特権身分」だと勘違いさせる原因の一つであると思っている。
せいぜい「~さん」、下手したら「~君」くらいの呼ばれ方をして、常日頃から「自分は社会のために働き、国民の支持で仕事がもらえている」ということを思い起こさせたほうがいいのではないか。とうてい国民の代表とは思えない人々がこれほど多数、国会議員に選ばれるのは、衆愚政治のなれのはてであろう。
この正直で清廉潔白な人口比率が極めて高い日本という国において、不正資金・売春・不倫といったスキャンダルでしか有名になれない国会議員という、「選りすぐりの不適正人選」が選挙でまかり通っているのは、重ね重ね残念な限りである。
ちなみに私の知人の名誉のために書いておくが、国会議員には非常に勉強熱心なハードワーカーがいることも事実で、そのことがこれらのスキャンダルで覆い隠されていることもバランスを取るべく申し上げておこう。
さて、ここら辺で今回の本題に入るが、今回のトピックは新著『一流の育て方』で扱われている、「親の言行一致、上司の言行一致こそが子供・社員を育てる大切な基本」というテーマについて、皆様と一緒に考えたい。