第39回
「竹取物語」
梶井厚志
『竹取物語』の中に興味を惹かれる点はいくつもある。言い寄る男たちを一顧だにしなかったかぐや姫が、5人の貴公子たちには、条件を持ち出し態度を…
2011.2.24
身近な言葉の中にも戦略的思考の可能性が潜んでいる。本連載では、身近な言葉や格言・昔話から、そこに潜む経済学的なアイディアや戦略的な含意を探る。
第39回
梶井厚志
『竹取物語』の中に興味を惹かれる点はいくつもある。言い寄る男たちを一顧だにしなかったかぐや姫が、5人の貴公子たちには、条件を持ち出し態度を…
2011.2.24
第38回
梶井厚志
「持参金」という滑稽噺がある。「金は天下の回り物だ」という内容の話だが、今日の金融に話を置き換えて考えてみよう。
2010.11.17
第37回
梶井厚志
「はてなの茶碗」あるいは「茶金」という題名で知られている古典落語がある。金儲けをしようとした油売りの滑稽な噺だ。
2010.10.22
第36回
梶井厚志
現在の神奈川県にある大山は、古くからさまざまな産業を守る神の山として崇められ、信仰の対象になってきた。特に江戸時代には、大山に登ってお詣り…
2010.9.30
第35回
梶井厚志
京都の名所、嵐山の中腹にある法輪寺は、虚空蔵菩薩を本尊とし、『十三まいり』のお寺としても知られている。『今昔物語』には、法輪寺にまつわる次…
2010.8.19
第34回
梶井厚志
誰でも知っている昔話「桃太郎」。あらためて書いてみると、いかにもつまらない。話をつまらなくしている原因の一つは、桃太郎と家来たちとの関係が…
2010.7.29
第33回
梶井厚志
「直木は先ず伐られる」とは、才能を誇るものはすぐに人に利用されて身を滅ぼすことになるという意味の成語である。「出る杭は打たれる」ということ…
2010.7.15
第32回
梶井厚志
「雉も鳴かずば撃たれまい」というのは、余計なことは言わないほうがよいということわざとして知られている。だが、背景にある昔話を読み解くと、誰…
2010.5.12
第31回
梶井厚志
浦島太郎の物語は、誰もが一度は聞いたことがあるだろう。亀を助けた善人であるはずの浦島太郎が、両親にも会えずおじいさんになってしまうという不…
2010.4.21
第30回
梶井厚志
昔話には、善行は良い結果を生み、悪行は悪い結果につながるという、勧善懲悪ともいうべき思想を表現したものが多い。「こぶ取り爺さん」もそうだと…
2010.4.14
第29回
梶井厚志
『日本の昔話』所収の「長崎の魚石」は、買い手の購買意欲の程度を売り手が正確に知り得ず、買い手もそれを正確に伝えられないとき、両者が最善を尽…
2010.3.11
第28回
梶井厚志
古典落語「井戸の茶碗」は、登場する正直者たちがみな幸福になるという縁起の良い噺である。主人公だけではなく最終的にすべての関係者が得をすると…
2010.2.9
第27回
梶井厚志
鹿児島県に伝わる民話に、「見とおし童児」という次のような話がある。「見とおし童児」はとてもよくできた話で、さまざまな味わい方があると思う。
2010.1.19
第26回
梶井厚志
詩・歌・管弦のいずれにも通じていることを、三船の才という。999年に藤原道長が催した舟遊びで、公任は和歌の舟にのり、名作をものにして絶賛さ…
2009.12.8
第25回
梶井厚志
株を守る、あるいは守株という成句がある。これは、古い習慣や成功体験にとらわれてしまい、新しいことに対応する能力のないさまを指す。この成句の…
2009.11.10
第24回
梶井厚志
九州地方の昔話に、「吉五」という知恵者が登場するものがいくつもある。その一つ「牛の鼻ぐり」は、吉五の巧妙な作戦に、荒物屋たちが見事にだまさ…
2009.10.21
第23回
梶井厚志
身近な言葉の中にも戦略的思考の可能性が潜んでいる。本連載では、身近な言葉や格言・昔話から、そこに潜む経済学的なアイディアや戦略的な含意を探…
2009.9.8
第22回
梶井厚志
身近な言葉の中にも戦略的思考の可能性が潜んでいる。本連載では、身近な言葉や格言・昔話から、そこに潜む経済学的なアイディアや戦略的な含意を探…
2009.8.18
第21回
梶井厚志
身近な言葉の中にも戦略的思考の可能性が潜んでいる。本連載では、身近な言葉や格言・昔話から、そこに潜む経済学的なアイディアや戦略的な含意を探…
2009.7.15
第20回
梶井厚志
「まぎわらしい」を「紛らわしい」と同じ意味に使う人がいるという指摘を見かけた。「まぎわらしい」をキーワードにインターネット検索を試みたとこ…
2009.6.19