法務・税務(6) サブカテゴリ
第62回
税制優遇付きの私的年金制度(日本版IRA)の検討が始まった。わが国金融資産1600兆円の活性化を通じ日本経済の成長を促す狙いだ。検討の「きも」は税制である。どのような税制が望ましいかを検討してみよう。

第61回
消費税率引上げ決定後、残された最大課題は軽減税率の是非だ。党大綱では12月の来年度税制改正の中で決めるとされいる。軽減税率にはインボイスが必須となるが、インボイスが出せない免税事業者は取引から排除されかねない。

第246回
音楽著作権の処理に関して東京高裁が、JASRACが放送局と結んでいる包括契約は新規参入を阻害していると判断し、独禁法違反ではないとした公正取引委員会の審決を取り消しました。しかし、この高裁の判断は疑問と言わざるを得ません。

第60回
消費税率引き上げ決定後、残された最大課題は軽減税率の是非だ。党大綱では12月の来年度税制改正の中で決めるとされいる。軽減税率にはインボイスが必須となるが、インボイスが出せない免税事業者は取引から排除されかねない。

第59回
法人税減税はなぜもめるのか。財政目標を軽視する安倍政権と旧来型の税制志向の自民党税調、財源偏重の財務省という3者の利害の相違が原因である。解決策は「課税ベースを拡大しつつ税率を引き下げる」ことしかない。

第58回
安倍政権は消費税率3%の引き上げのうち、2%分を経済対策で還元するという。大盤振る舞いの背景には、公共事業拡大をなどをもくろむ古い自民党が見え隠れする。これでは消費税増税の趣旨とぶつり市場のしっぺ返しを受ける。

第57回
消費税率引き上げの有識者ヒアリングは、ほとんど意味のない政治パフォーマンスだ。本来行うべきは、安倍総理が国民に引き上げの説明を丁寧に行うこと。怖いのは、その後の安易なばらまき財政政策を容認せざるを得なくなることだ。

第56回
麻生財務大臣は、「赤字法人の割合が70%を超す状況では、減税しても効果がない」旨の発言をされている。しかし、わが国法人の赤字比率が高い最大の原因は、その大部分を占める同族会社の「タックスプラニング」にある。

第55回
6月に成立した「価格表示特別法」によって、2014年4月から17年3月末までの間の特例として、消費税額を含まない価格表示(税抜き表示)が認められる。しかし、税抜表示と総額表示の併存は、消費者を混乱させる可能性が高い。

第54回
今回の参院選でねじれは解消した。次なる課題は、ねじれを解消して何をやるか。まず直面する課題は、秋口の、来年4月の消費税率引き上げの判断と、抜本的な法人税減税へのコミット。この2つが最大の試金石だ。

第53回
富裕層の海外移住事例は増え続けている。狙いの一つは租税回避。税逃れを防ぐための「出国税」を検討する時期が来た。

第52回
安倍総理は、成長戦略として秋口にも設備投資減税を決定する意向を示した。しかし、わが国経済に必要なことは、小手先の投資減税でなく、地方税も巻き込んだ法人税改革のはずで、これがアベノミクス成長戦略の一丁目一番地だ。

第51回
英国のスターバックスで話題になっていた租税回避問題はアマゾン、グーグル、アップルにも飛び火した。彼らはどのようにして租税を回避するのか。それを防ぐ方法はあるのだろうか。

第50回
異次元金融緩和に潜むリスクがジワリと顕在化しつつある。リスクを大きくしないためには、「出口戦略」が重要だ。その中核をなすのは、政府の財政再建に向けてのコミットメントである。このことの認識を政府がしっかり持つことがリスク軽減に役立つ。

第49回
国民一人ひとりに番号を振る「マイナンバー」法案が衆議院を通過し導入される見込みとなった。社会保障など6分野で活用される見込みだが、ここでは国民の関心が高い税務調査においてどこまで活用すべきかを考えてみよう。

第48回
消費税率の引き上げを1年後に控え、政府は様々な規制を検討している。買いたたきや転嫁拒否行為の禁止は当然だかが、価格表示まで規制するのは、事業者の創意工夫を抑制し、消費者利益を損なうことになりかねない。

第47回
英国のキャメロン首相は、スタバ英国法人支払う法人税額が少ないことに激怒した。だが、こうした多国籍企業の租税回避措置はいまのところ合法。税収不足悩む先進国政府は今夏のサミットでこの問題を取り上げる。

第46回
この4月から導入される予定の「教育資金贈与税非課税措置」が盛り上がっている。金融機関はビジネスチャンスをうかがう一方、教育費の定義や、どうしたらきちんと徴収できるかを決めておかないと、混乱は必至だ。

第45回
私は旧大蔵省時代に「焼酎・ウイスキー税制格差問題」で、WTOおよび日米交渉を経験した。そこで痛感したことは貿易交渉は法律論議ということ。だからTPP交渉にあたっては、優秀な渉外弁護士の全面的な支援を求めるべきだ。

第44回
今回の税制改正議論で最後までもめた案件に、消費税の軽減税率導入がある。もし軽減税率を導入するなら、インボイス制度は絶対に欠かせない。その理由を述べてみよう。
