週刊ダイヤモンド編集部
第622回
最高裁で「有効」判決確定も消えゆく賃貸住宅の更新料
賃貸住宅の契約更新時に支払う「更新料」を定めた契約は有効か無効かが争われた訴訟で、最高裁は「高額すぎるなど特別な事情がない限り有効」との判断を示した。その上で、更新料の返還を求めた借り手の請求を棄却した。

第32回
東日本大震災でにわかに脚光を浴びたルネサスエレクトロニクス。自動車用マイコンで世界シェア1位を誇るが、その内実は赤字続きだ。中核人材の流出が続くなど構造改革待ったなしである。

第621回
希少価値と解体費用無料で被災地の地価が上昇する矛盾
東日本大震災の被災地の地価が、一部で震災前より上昇している。震災後の不動産価格を鑑定中の不動産鑑定士は、「公示地価は取引事例で鑑定するのが原則。鑑定では特殊事例は除くが、高い価格の取引が一般的になれば公示地価に反映せざるをえない」と悩んでいる。

第149回
政府と国のちぐはぐな安全対策と九州電力の不祥事が重なり、すべての原子力発電所が停止しかねない局面を迎えている。定期検査に入った原発の再稼働ができなくなることで、電力各社は「電力不足になる」と盛んに訴える。

第620回
72年ぶりのコメ先物市場再開阻止できなかった農協の焦り
農協が組織を挙げて反対してきたコメ先物取引の試験上場が7月1日に認可され、東京穀物商品取引所と関西商品取引所は8月8日から取引を開始することを決めた。

第452回
弱点のアフリカに戦略車を投入中国勢に勝負かけるホンダ二輪
ホンダが二輪車でアフリカに攻勢をかける。出遅れていた最後の成長市場で挽回を図るため低価格戦略車を8月に投入するのだ。

11/07/23号
投信、ETF、外貨預金、MMF、FXを全評価!長い目で見て必ず得をする「為替投資」のツボ
円ドルレートは7月12日に1ドル80円を突破しました。円の価値上昇局面は、海外投資のチャンスとなります。しかし為替投資には、大切なのに軽視されがちな「肝」があります。長い目で見て得になる為替投資のツボを、徹底解説します。

第451回
大手企業で初、「原発圏内」からTOTOが生産拠点を撤退へ
原発事故によって、ついに大手企業で初めて生産拠点の撤退を余儀なくされることになった。福島第1原子力発電所から20キロメートル圏内にあるTOTOの全額出資子会社、TOTOファインセラミックスの楢葉工場と富岡工場が、事実上撤退することになったのだ。

第450回
事実上の退職勧奨かと波紋大和証券の「大配置転換」
厳しい環境下でも「クビ切りはしない」「社員に優しい会社」と豪語してきた大和証券グループ本社に衝撃が走っている。7月1日、この時期としては異例の大規模な配置転換で、実質的なリストラに乗り出したからだ。

第3回
乳ガンは罹患数が増加中だが、早期に発見して治療できれば多くは治る。すべてのガンの中で患者の特性に合った治療薬が使われる“個別化”治療が最も進んでいるのも乳ガンだ。

第449回
米アップルのiPhoneを武器にして快進撃を続けるソフトバンクモバイルを狙い撃ちにして通話料収入を奪取するつもりか――。7月1日、NTTグループで、主にインターネット系のビジネスを担うNTTコミュニケーションズから、憶測が憶測を呼ぶような新サービスが開始された。

第448回
泥沼の訴訟合戦から見えてくるアップルとサムスンの関係変化
米アップルと韓サムスン電子の訴訟合戦が激しさを増している。アップルが、米国で特許権や商標権が侵害されているとして、サムスン電子を訴えたのは4月18日のこと。訴えた内容は、スマートフォンなどのタッチパネルの操作方法が酷似している点などだ。

第447回
“塩”が数年ぶりに大幅値上げ震災と原発事故で供給量激減
生活必需品の“塩”が、今月、「かつてない大幅な値上がり」(大手製塩会社関係者)を見せている。醤油や味噌といった加工食品などに使われる食用塩(業務用塩)だ。

第128回
今秋から来春にかけて発売する携帯電話のうち、約75%をスマートフォンにするというNTTドコモ。だが、この世界的な潮流の変化は、通信キャリアにとって大きな課題を突きつける。ネットワークの品質だけでは競争に勝てない――。「迅速さ」にこだわる山田隆持社長に聞いた。

第446回
部品メーカー震災復興ファンドの隠れた目的は自動車業界の節電
自動車部品業界の経営改善を支援するために設立されたファンドが、電力需要の低減という副産物を生むかもしれない。

第148回
世界の金融監督当局で構成されるバーゼル銀行監督委員会の首脳グループ会合で、巨大金融機関に対する資本規制の枠組みが固まった。その中身は、邦銀にとってはいずれも受け入れやすい条件。金融庁を中心とした日本の金融当局はどう動いたのか。

第445回
スポンサーが資金調達で苦戦?「清算」の可能性高まる武富士
経営破綻した武富士の処理をめぐり新たな問題が発生している。更生計画案の提出期限が7月15日に迫るなか、スポンサーである韓国のA&Pファイナンシャル社が、いまだ資金調達のメドが立たず走り回っているのだ。

11/07/16号
大震災で一変! 忍び寄る大減収時代他人に教えたくない「本当の給料」
「隣の芝は青く見える」と言いますが、他人の給料はよくわからないもの。そこで代わりに、『週刊ダイヤモンド』が徹底調査。同年齢や同業だけでなく、同じ会社内でも格差が広まり始めるなか、世間の「本当の給料」をバッチリ教えます。

第444回
ANAに続きJALも参入検討各社の格安航空戦略が本格化
日本航空が、ジェットスター航空と共同で格安航空会社の設立検討を進めている。JAL側は「まだ具体的な話は決まっていない」としているが、時代の流れは確実にLCCに向かっている。

第2回
胃ガンは日本で最も患者数の多いガンだ。死亡数も5万人超(09年)と全ガン中2位。だが早期発見できれば、5年生存率は9割以上。治療法の選択肢も広がっている。一方、90年代に死亡数で、胃ガンを抜いたのが肺ガン。完治が難しいガンとされてきたが、近年は分子標的薬で成果が上がっている。
