加藤祐子
第43回
復興のため静かに動き静かに去る そして「レベル7」の意味を静かに語る
今週も被災地の話と原発の話です。復興に向けて静かに動き出す東北の人たち、復興のために仙台空港を修復して、静かに去って行った米軍部隊。そして「レベル7」の意味を静かに冷静に語る科学記者たち。とりとめもなく、そういう静かな人たちの話題を拾いだしました。

第42回
放射能に汚染された水を海に……英語メディアは淡々と懸念
今週は放射性物質を含む汚染水についてです。日本が低濃度の汚染水を意図的に放出したことは、英語メディアでも大きく取り上げられました。私が見た限りはおおむね冷静で、何というか、「おいおい」と言いたいのをこらえて慎重に注視しながら懸念しているという、淡々とした論調でした。

第41回
日本経済は立ち直ると海外エコノミストたち……ただし原発は懸念
英語メディアが伝える「JAPAN」なニュースは、今週も溢れかえっています。4月になり、都内でもかなり桜が咲き始め、そして新年度になりました。これからの日本を作っていく多くの若者たちのことを考えながら、今週のコラムをまとめました。日本経済はどうなるのか、についてです。

第40回
被災者の奮闘を称え、原発リスクの過小評価を非難震災2週目の英語メディア
先週は外国メディアの問題報道にスポットライトをあてましたが、外国メディアには優れた震災報道もたくさんあります。被災者に寄り添い支える記事、リスクを過小評価しておきながら今になって「想定外」だったという日本の原発運営を厳しく非難する記事。バランスのとれた視点で日本を見つめています。

第39回
日本の真の色が光るように 外国メディアも混乱しまくった大惨事のその先で
ご承知のように東日本大震災発生後から英語ニュースには、「JAPAN」のニュースが急増しました。悲嘆の言葉、応援の言葉、称賛の言葉、そして批判の言葉も。そこから透けて見えたのは、日本と日本人の姿もさることながら、伝える側の恐怖、そして伝える側の地金でした。

第38回
日本の首相候補が辞任した、なんて脆いのか……と英語メディア
今週は前原誠司前外相の辞任についてです。英語メディアは「前原氏は首相の後継者と期待されていただけに、菅政権にさらなる打撃」と書いています。政治資金規正法の政治利用と「疑わしきは罰する」日本社会の在り方そのものが、日本にとって弊害なのではという指摘もありました。

第37回
捕鯨とスパイと戦争の闇、そしてパンダ
今週は捕鯨、スパイ機関、731部隊という3つの話題を並べます。この話題が立て続けに「日本のニュース」として伝えられ、Twitterでも注目されたのは、「日本がどう見られているか」を表す、一つの形だったと思います。

第36回
日本を追い越した中国は日本のようになるのか
今週は「It's official(正式です)、日本が世界第3位の経済大国になりました」というものです。順位入れ替えが正式になったのを機に改めて、日本を追い抜いた中国が日本のようにならないだろうかと懸念する声を散見しました。

第35回
「パワーブローカー」小沢一郎氏の強制起訴について英語メディアは
今週は民主党の小沢元代表強制起訴についてです。多くの英語記事は、小沢氏が自民党長期政権を終わらせた「選挙戦略家」であり、「舞台裏で物事を動かす実力者」だと紹介した上で、この問題で与党・民主党内が大きく揺れていることを強調しています。

第34回
BBC番組がいかに二重被爆者を取り上げたか彼らは何と言っていたのか
今週は日本メディアがロンドン発で一斉に報じてからここ数日話題となっている、BBCのコメディトーク番組についてです。「二重被爆者の方を笑った」という報道がされ、被爆者やご家族の方々を始め、多くの日本人が怒っているこの件を、英国メディアも伝えています。

第33回
アメリカでも謝るべき時には謝るべき グルーポンCEOが「大失敗」を謝罪
今週は「グルーポン」騒動についてです。「大晦日に届かないし届いたらスカスカの劣悪だった」というおせち問題についてグルーポンの若きCEOが「本当に申し訳ない」と謝罪するビデオ(日本語字幕付き)がYouTubeに掲載されました。

第32回
中国に幻滅した日米が関係修復と米主要紙 前原氏に期待も?
米メディアはアリゾナ州銃撃事件一色ですが、こちらのコラムではワシントン・ポストが「揺るぎない日米同盟」を「いい話だ」と評したことを取り上げます。前原外相について「テレビ映りがよく、いずれ日本の首相になるかもしれない」と言及したことは、覚えておいてよさそうです。

第31回
日本のお正月、食卓の危険に英語メディアが注目
年初ですからお正月の話題にします。といっても残念ながら、おめでたい話ではありません。今年も複数のお年寄りがお餅を喉に詰まらせてしまったというニュースが、いくつかの英語メディアに取り上げられたという話題です。

第30回
世界の反面教師として終える2010年、今は日本作り直しの時か
今年最後は明るい話題にしたかったのですが、残念ながら例によって「日本みたいにならないためには」という論調の記事ばかりが並んでいます。それでもギリシャのような暴動は起きていないわけですし、日本はいま自分を作り直そうとしているのだという前向きな指摘もありました。

第29回
MANGAやANIME規制の都条例に英語メディアは
大事な輸出産業になりつつある「MANGA」や「ANIME」。東京都がその性描写の規制を強化するというニュースを、英語メディアがどう伝えたかをご紹介します。マンガ・アニメ文化が海外から一般的にどう見られているか、耳の痛い話も…。

第28回
冷戦時代の防衛体制を再構築する日本、新たな冷戦の中に?
今週も話題はアジア情勢です。主要紙の東京特派員たちは相変わらず朝鮮半島情勢を注視。特にアメリカ2主要紙は日本の防衛大綱が中国シフトで改定されるというニュースに飛びついていました。冷戦戦略からの転換だと。それは新しい冷戦に備えるためなのか。

第27回
北東アジアに再び冷戦構造が……と主要米紙
今週も日本を含むアジア情勢についてです。北朝鮮をめぐりアメリカが大統領や国務長官、そして軍のトップと多方面から中国に圧力をかけています。それは「米・日・韓vs中国・北朝鮮」という新たな冷戦構造のさきがけではないかと、複数の米主要紙が書いているほどの攻勢です。

第26回
「中国は韓国管理下の半島再統一を容認」?アジア報道は北朝鮮を中心に
アジアに関する英語報道は現在ほとんどが、何を書いてもグルッと北朝鮮に向かっていく内容ばかりです。そんな最中に、内部告発サイト「ウィキリークス」が米外交文書25万点の公開を開始。その中には、中国の対北朝鮮姿勢について意外な内容が含まれていました。

第25回
大臣の下手な冗談とその顛末、日本固有の欠点のせい?
英語メディアは「またか」感のある日本の閣僚の失言と辞任を大きく扱っているわけではありません。また、重々しい日本の報道とは対照的に、「下手なジョークがすべった」程度の報道が目立ちます。それでも中には正鵠を射た指摘もあるのです。

第24回
「中国はよいご近所さんになってくれるか」が注目されたAPEC
今週は横浜で開かれたアジア太平洋経済協力(APEC)についてです。APECそのものの重要課題は自由貿易圏の構築などですが、多くの英語メディアの関心事は「中国」だったように思います。中国と日本の関係は改善されるのかどうか。彼らはどう見たのでしょう?
