
2023.8.2
定年退職の時期を遅らせると健康に悪い!?京都大学の研究から
少子高齢化で退職年齢と年金受給開始年齢が先延ばしされる昨今。ところが、退職時期を無理に引き延ばすと心臓に悪いらしい。京都大学の研究グループは、退職というライフイベントと心疾患リスクとの関連を調べている。
医学ライター
2023.8.2
少子高齢化で退職年齢と年金受給開始年齢が先延ばしされる昨今。ところが、退職時期を無理に引き延ばすと心臓に悪いらしい。京都大学の研究グループは、退職というライフイベントと心疾患リスクとの関連を調べている。
2023.7.26
今年6月15日、日本肝臓学会は健康診断の血液検査項目のうち、肝機能を反映するALT(GPT)値「30超」を医療機関への受診指標とすると発表した。学会が明確に推奨値を定めたのは初めて。
2023.7.12
季節や状況を問わず、噴き出す汗に悩まされる「多汗症」。脇の下の汗染みや、ぐっしょりぬれた手のひらを人目にさらすストレスで心の負担も大きい。脇汗(腋窩多汗症)の治療に関しては20年以降、抗コリン薬が相次いで発売され、日本ではゲル状の塗…
2023.7.5
日差しが眩しい季節だ。紫外線の害が強調されるが、健康に欠かせないビタミンDの生成には日光浴が必須である。東京慈恵会医科大学分子疫学研究部の浦島充佳教授らは、ビタミンDの効能・効果に関する研究を続けている。
2023.6.28
近年、地球規模の温暖化の影響で、冬期と夏期の死亡率の差が縮まっている。冬期の死亡リスクは寒暖差による血圧の乱高下の影響が大きいが、夏期の死亡リスクは高過ぎる気温が原因の熱中症だ。天気予報の最高気温を見て対策を立てる人も多いだろうが…
2023.6.21
近年、世界的に50歳未満で発症する「若年性大腸がん」が増えている。肥満と高脂肪食の影響や、抗菌薬の過剰投与による腸内細菌叢の変化などが原因とされているが、確かな結論はでていない。米ワシントン大学セントルイス校の研究グループは、早期発…
2023.6.7
そろそろ梅雨の季節だ。蒸し暑さと喉の渇きを癒やすには甘い清涼飲料水が定番だが、特に2型糖尿病の方は、その1杯を無糖のお茶や水、もしくはコーヒーに置き換えよう。研究者は「糖尿病の患者さんは、水分補給の方法にもこだわるべき」としている。
2023.5.31
毎年、6月4~10日は「歯と口の健康週間」だ。近年は嚙む、のみ込む、話すという口腔機能の低下を「オーラルフレイル」と呼び、老化の初期サインとして、適切なケアを勧める動きが盛んだ。
2023.5.24
頑固な肩こりにはやさしい刺激が効くらしい。東京都健康長寿医療センター研究所の研究チームはこれまで動物実験などで、皮膚へのやさしい刺激が脊髄のオピオイド受容体を活性化させ、痛み刺激の信号を妨害することを報告してきた。研究チームは慢性…
2023.5.17
日本でも「肥満症」を適応としたセマグルチド(商品名ウゴービ)が承認された。糖尿病の治療薬として使われている薬剤と同じ成分で、週1回の皮下注射剤だ。最低用量から段階的に増量し、糖尿病治療薬の2倍以上に相当する最大2.4㎎まで増やすことが…
2023.5.10
4月から、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染を予防する9価HPVワクチンが公費で接種できるようになった。9価ワクチンは、ハイリスク型のうち9種類の感染を防ぐ。すでに定期接種が行われている2価、4価ワクチンよりも高い感染予防効果(8~9割)が期…
2023.4.26
男性が新規に診断されるがん種の第1位は前立腺がんだ。進行・増殖が遅いがんの代表で、5年生存率はほぼ100%、10年生存率も9割を超える。それだけに診断後の治療に迷う。がんが前立腺の内部にとどまる「限局性前立腺がん」での治療の選択肢は、外科…
2023.4.12
早期発見で長期生存がかなうイメージがある胃がんだが、死亡者数は男性が肺がん、大腸がんに次いで3位、女性も第5位と決して侮れないがんだ。特に、スキルス胃がんに代表される「びまん型胃がん」は、早期発見が難しいうえに、既存の治療法では経過…
2023.4.5
コロナ禍で分かった健康リスクのひとつに、ヘルスリテラシー(HL)の低さがある。HLは、ちまたに溢れる健康情報から、科学的に適正なものを選択し、自分と周囲の健康を守る行動に結びつける能力だ。情報弱者はさておき、情報収集に長けた若者はどう…
2023.3.29
先進国全体で出生率が下がりつつある。歯止めをかけたい行政は、あの手この手を試しているが芳しくはない。生物として「治療」を期待する向きもある。その一つが性的欲求低下障害(HSDD)に対する、神経ペプチド「キスペプチン」の投与試験だ。
2023.3.22
愛犬の寿命が延び、人間と同じような健康管理を必要とする時代になった。従来、犬の「がん検診」は問診や触診頼みで早期発見が難しかった。しかし近年、体液に含まれるがん細胞やがん由来の物質を解析する「リキッドバイオプシー」が実用化されたこ…
2023.3.15
日本人の中途失明原因の1位は緑内障だ。視野の一部が徐々に欠ける病気で、40歳以上の5%、60歳以上の1割が罹患していると推測される。中国・四川大学西中国病院の研究グループは、睡眠時間の長短、クロノタイプ(朝型・夜型)および、いびきや日中…
2023.3.8
新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類へ変更される。「感染する/させる」機会が増え、診療現場の混乱は必至だ。せめて重症化の芽は摘んでおきたい。喫煙も重症化リスクだが、加熱式たばこの情報が少なかった。そこで大阪公立大学の研究者らは…
2023.3.1
近年、腸内細菌の多様性が持久運動のパフォーマンスを向上させるとの報告が増えている。慶應義塾大学の研究グループは、青山学院大学陸上競技部(長距離)所属の48人と一般男性10人の腸内細菌叢を比較した。
2023.2.22
コロナ禍の影響で遠隔診療への扉が開かれた。今は診断や慢性疾患の経過観察、医療相談が主だが、最終目標の一つに遠隔ロボット手術がある。昨年末、専門誌に掲載された中国と米国の研究者による「実装検証」では、中国山東省・青島大学附属病院の泌…
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