2023.3.1
青学陸上部所属ランナーの腸内細菌を調査、「ある菌種」が走行タイムを改善
近年、腸内細菌の多様性が持久運動のパフォーマンスを向上させるとの報告が増えている。慶應義塾大学の研究グループは、青山学院大学陸上競技部(長距離)所属の48人と一般男性10人の腸内細菌叢を比較した。
医学ライター
2023.3.1
近年、腸内細菌の多様性が持久運動のパフォーマンスを向上させるとの報告が増えている。慶應義塾大学の研究グループは、青山学院大学陸上競技部(長距離)所属の48人と一般男性10人の腸内細菌叢を比較した。
2023.2.22
コロナ禍の影響で遠隔診療への扉が開かれた。今は診断や慢性疾患の経過観察、医療相談が主だが、最終目標の一つに遠隔ロボット手術がある。昨年末、専門誌に掲載された中国と米国の研究者による「実装検証」では、中国山東省・青島大学附属病院の泌…
2023.2.15
今月22日は「猫の日」だが「頭痛の日」でもある。一口に頭痛といっても、基礎疾患によらない「一次性」と脳卒中や感染症など原因が明らかな「二次性」に分類される。一次性頭痛の代表は片頭痛だ。国内の患者数は800万~1000万人と推計され、男女比…
2023.2.8
飲み水を制限してマウスを飼育すると臓器の老化がより早く、およそ6カ月──人間でいえば15年分の寿命が縮む。慢性的な軽度の脱水は老化を早めるらしい。人間ではどうだろう。
2023.2.1
コロナ禍の影響で肥満の健康リスクが注目されたが、低体重は急性の心血管疾患(CVD)で院内死リスクになるようだ。神戸大学の研究グループは、急性のCVDで緊急入院した人たちが治療のかいなく院内で死亡する確率と、体格指数(BMI)との関係を調べ…
2023.1.25
健康のための「運動のススメ」には辟易するだろうが、ちょいと耳を傾けてほしい。日常生活で単発的に発生する高強度の身体活動(VILPA)──たとえば電車に乗り遅れそうになり、駅の階段を1段抜かしで駆け上がるなど──と死亡リスクとの関連を調べ…
2023.1.18
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との共存も4年目を迎えた。ワクチンや治療薬も一通り出揃い、私たちはなんとか適応しようとしている。一般家庭の感染対策は、換気、手指消毒、臨機応変なマスク着用と変わりはないが、もう一つ、「湿度管理」…
2023.1.4
世に偏見は多いが「外科医は男性じゃなきゃダメ」という思い込みは結構、根強いのではないだろうか。日本バプテスト病院外科副部長の大越香江氏らは、日本外科学会をはじめ外科系14学会が参画して構築されたNational ClinicalDatabase(NCD)のデー…
2022.12.14
高齢者を狙う投資詐欺やオレオレ詐欺の被害が絶えない。認知症や軽度認知障害の患者が被害に遭いがちだと思われているが、実は脳梗塞の既往がある人も詐欺被害に遭いやすいらしい。
2022.12.7
がん治療の進歩で長期生存が可能になったことを背景に、16年のがん患者本人への病名告知率は94%(国立がん研究センター調べ)に達している。患者と家族にとって「予後」、すなわち今後の見通しは残された時間を有意義に過ごすために必要な情報でも…
2022.11.30
ブロッコリーなどアブラナ科の野菜は抗がん、抗炎症作用を持つ「辛み成分」のイソチオシアネートを含み、慢性疾患の予防に働くと期待されている。8万人以上の日本人を対象にした国立がん研究センターのJPHC研究では、男女ともにアブラナ科野菜の摂…
2022.11.23
梅毒の流行が止まらない。感染症法に基づく届け出が始まって以来の年間最多届け出数を更新。年間1万人を超えた。梅毒の発生届出には、2019年から性風俗の従事歴と利用歴に関する記録が義務づけられている。
2022.11.9
今年の冬はCOVID-19と季節性インフルエンザ(インフル)の同時感染に注意が必要だ。一足先にインフルが流行した南半球でも、今シーズンの感染者数はCOVID-19以前の水準に戻り、オーストラリアの流行株の8割がA香港型だったことから、日本でも重症化…
2022.11.2
慢性的な腰痛持ちなら、一度は「少し痩せなさい」と言われたことがあるだろう。ただ、どれだけ体重を落とせば腰痛リスクが減るのかは不明だった。山形大学の研究グループは「反実仮想モデル」という手法を使い、4年間の体格指数(BMI)の変化が、6…
2022.10.26
最新のがん統計(国立がん研究センター)によると、III期の結腸がんの10年生存率は男女とも6割ほどだ。1990年代に術後の抗がん剤治療が始まってから、結腸がんの生存率はぐっと改善された。手術がぎりぎり可能なIII期でも初回治療から再発までの無…
2022.10.19
何かと不穏な空気がまん延している昨今、メンタルヘルスを守るには何がいいだろう。英アストン大学の研究グループは、英国在住の健康な成人428人(平均年齢39.7歳、女性53%。およそ9割が白色人種)を対象に、日々の食習慣とメンタルヘルスとの関係…
2022.10.5
毎年、10月は乳がん啓発のピンクリボン月間だ。日本人女性の乳がんは30代後半から増え始め、40~50代の前半に発症のピークがある。国は原則、40歳から2年おきに問診とマンモグラフィー(乳房X線検査)単独法の受検を推奨しているが、近年は30代から…
2022.9.28
オミクロン変異/亜型の大流行で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症の増加が懸念されている。後遺症に関しては、一般的な健康問題と区別し難いことから、詐病扱いに傷つく人も少なくない。
2022.9.14
痛風持ちは心筋梗塞や脳卒中を起こしやすい。それも「痛風発作」の直後~数カ月は特に注意が必要らしい。英国の研究グループは、およそ6万人の痛風患者(平均年齢76.5歳、女性30.7%)のうち、痛風と診断された後に心血管疾患(急性心筋梗塞と脳卒…
2022.9.7
糖質制限ダイエットが定着した昨今、健康リスクが高い主食は、果たして米か小麦か。岐阜大学の研究グループは、1992年にスタートした岐阜県高山市の集団研究「高山スタディ」のデータを使い、当時登録した35歳以上の地域住民から心血管疾患の既往が…
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