井手ゆきえ

医学ライター
医学ライター。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会正会員。証券、IT関連の業界紙編集記者を経て、なぜか医学、生命科学分野に魅せられ、ここを安住の地と定める。ナラティブ(物語)とサイエンスの融合をこころざし、2006年よりフリーランス。一般向けにネット媒体、週刊/月刊誌、そのほか医療者向け媒体にて執筆中。生命体の秩序だった静謐さにくらべ人間は埒もないと嘆息しつつ、ひまさえあれば、医学雑誌と時代小説に読み耽っている。
第430回
大人の不眠にも「ゆりかご」は効果あり、フランスの研究から
井手ゆきえ
良質の睡眠が心身の健康に必要なことはもう常識。ところが、日本の一般成人の5人に1人は不眠に悩み、およそ15%が日中に過剰な眠気を感じているという(厚生労働省調査)。
大人の不眠にも「ゆりかご」は効果あり、フランスの研究から
子どもが朝起きられない原因は「スマホ睡眠障害」だけじゃなかった
井手ゆきえ
最近は、スマートフォンの普及による子どもの「スマホ睡眠障害」が話題になっているが、果たして……。
子どもが朝起きられない原因は「スマホ睡眠障害」だけじゃなかった
第429回
安静時でも細く長い胸の痛み…更年期以降の女性に多い「微小血管狭心症」
井手ゆきえ
毎年3月1~8日は「女性の健康週間」だ。各地の啓発イベントはもっぱら妊娠・出産関連のテーマだ。人生100年時代の昨今、更年期からそれ以降にも目を向けたい。
安静時でも細く長い胸の痛み…更年期以降の女性に多い「微小血管狭心症」
第428回
「梅毒」激増の異常事態、高リスク者は定期検査が必要な理由
井手ゆきえ
急増している「梅毒」。昨年1年間の患者数は、一昨年の届け出患者数を1000人あまり上回る6923人となった(2019年1月7日集計分/国立感染症研究所データ)。未集計分を考慮すると、およそ半世紀ぶりに7000人台に迫る勢いで、もはや異常事態といえる。
「梅毒」激増の異常事態、高リスク者は定期検査が必要な理由
第427回
がん罹患率トップは長崎県で最下位は沖縄県、「全国がん登録」初集計
井手ゆきえ
先月16日、厚生労働省から2016年の「全国がん登録」の結果が報告された。同年に施行された「がん登録推進法」に基づき、国主導でがん患者をデータベース化したもので、初の集計結果となる。
がん罹患率トップは長崎県で最下位は沖縄県、「全国がん登録」初集計
第426回
大腸内視鏡検査を受ける「間隔」はどれくらいがいいか
井手ゆきえ
受けたくない検査の一つに大腸内視鏡検査がある。事前の食事制限や下剤の服用のほか、検査時に鎮静剤を使うので、検査後の自動車運転が禁じられるなどわずらわしい。
大腸内視鏡検査を受ける「間隔」はどれくらいがいいか
第425回
花粉、飛び始めました!昨夏の猛暑で2019年は大量飛散!?
井手ゆきえ
昨年夏の猛暑の影響で、各関連機関の花粉飛散予報は軒並み上方修正。情報を総合すると、東北北部など一部地域を除き、飛散量は昨年の2~5倍。多くの地域で過去10年の平均飛散量を上回る可能性がある、との予測が出ている。
花粉、飛び始めました!昨夏の猛暑で2019年は大量飛散!?
第424回
脳卒中になるのは世界で4人に1人、日本で約4.3人に1人
井手ゆきえ
全世界の25歳以上の成人の4人に1人は、一生に一度は脳梗塞や脳出血を起こす可能性があるようだ。米ワシントン大学の研究グループが、初発に限って25歳人口の脳卒中生涯リスクを解析した。
脳卒中になるのは世界で4人に1人、日本で約4.3人に1人
第423回
患者が医者に、ついウソをついてしまう理由
井手ゆきえ
患者が医師に真実を言うとは限らない。「薬はキチンと飲んでいます(実は残薬だらけ)」とか、「治療の内容はよくわかりました(実は理解していない)」とか何とか──。米ユタ大学の調査によると、医師に本当のことを言わない理由のトップは「医者に責められるのが嫌だから」だという。
患者が医者に、ついウソをついてしまう理由
インフルエンザが警報レベル!子どもにどの薬を飲ませるべきか
井手ゆきえ
インフルエンザの流行が拡大、ついに「警報レベル」を超えた。日本小児科学会の委員会はは10月末、今シーズンのインフルエンザ治療指針を公開した。その対策を見ていくことにする。
インフルエンザが警報レベル!子どもにどの薬を飲ませるべきか
第422回
受動喫煙で高血圧リスク上昇、行政の対策は住民の健康に直結
井手ゆきえ
罰則付き受動喫煙対策を盛り込んだ「改正健康増進法」の全面施行まで1年半余り。受動喫煙については、発がんリスクの面が強調されてきたが、このところ、高血圧への影響が指摘されている。
受動喫煙で高血圧リスク上昇、行政の対策は住民の健康に直結
第421回
早生まれの子どもはADHDだと「誤診」される可能性が高い
井手ゆきえ
徐々に認知されてきた注意欠陥多動性障害(ADHD)。ただ、情報インフレ気味なので就学時期を目前に、不安を抱えているご両親も多いだろう。
早生まれの子どもはADHDだと「誤診」される可能性が高い
第420回
数あるダイエット法の根底には「抗炎症」というキーワードが隠れている
井手ゆきえ
糖質制限だ、脂質制限だ、いや断食だと次々に新説、奇説が出てくるダイエット法。表面的には多種多様だが、根底には「抗炎症」という同じキーワードが隠れているようだ。
数あるダイエット法の根底には「抗炎症」というキーワードが隠れている
第419回
風邪に「抗菌薬」は無意味!一般市民の2人に1人が誤解
井手ゆきえ
厚生労働省の委託事業としてAMR(薬剤耐性)対策の情報収集を担当しているAMR臨床リファレンスセンターによると、一般市民の2人に1人は「風邪には抗菌薬が効く」と勘違いしていることが判明した。
風邪に「抗菌薬」は無意味!一般市民の2人に1人が誤解
第418回
「鼻をほじる」のが実は危険な理由
井手ゆきえ
なぜか小さい子どもは「鼻くそ」が大好きだ。鼻に指を突っ込んで大きな塊を取り出し、まじまじと見つめ、あまつさえこちらに差し出してくる。
「鼻をほじる」のが実は危険な理由
第417回
痛風は「ぜいたく病」ではない!遺伝子変異の影響が大
井手ゆきえ
ニュージーランド・オタゴ大学の研究者らは、米国の五つの集団研究から痛風と食生活、遺伝子変異との関連について統合解析を実施。対象は、18歳以上のヨーロッパ系米国人1万6760人(男性8414人、女性8346人)で、腎機能障害や痛風の病歴を持たず、高尿酸血症の治療薬や利尿薬を飲んでいない人々だ。
痛風は「ぜいたく病」ではない!遺伝子変異の影響が大
「医療ミス」を防ぐ患者の心得、医師も人間なので間違える!
井手ゆきえ
2001年に医療安全推進週間がスタートしたきっかけは、1999年1月11日に発生した横浜市立大学医学部付属病院の患者取り違え手術事件だった。刑事裁判まで行った有名な事件である。
「医療ミス」を防ぐ患者の心得、医師も人間なので間違える!
第416回
インフル対策2018、新薬「ゾフルーザ」の効果は?
井手ゆきえ
インフルエンザの流行が始まっている。ワクチン接種は11月中に済ませるのが理想的だ。2回接種をするなら2~3週間ほど間隔を空け、12月中に2回目を接種するといい。
インフル対策2018、新薬「ゾフルーザ」の効果は?
第415回
テニスで約10年の延命 孤独と運動不足の解消効果?
井手ゆきえ
1975年から続くデンマーク・コペンハーゲン市在住の一般市民を対象とした大規模疫学調査「コペンハーゲン心血管研究(CCHS)」によると、スポーツの種類で延命効果が異なるらしい。
テニスで約10年の延命 孤独と運動不足の解消効果?
第414回
「1型糖尿病」に理解を、英首相は56歳で罹患
井手ゆきえ
糖尿病の95%は生活習慣の乱れや肥満が原因。しかし、およそ5%の患者は、自分の免疫細胞に血糖をコントロールする「インスリン」を分泌する膵臓のβ細胞が破壊される自己免疫疾患の「1型糖尿病(1DM)」だ。そのほか、まれにウイルス感染や遺伝子異常に関連する1DMもある。
「1型糖尿病」に理解を、英首相は56歳で罹患
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