田村耕太郎

田村耕太郎

国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院 兼任教授、米ミルケン・インスティテュート フェロー/2023年一橋大学ビジネススクール 客員教授

早稲田大学卒業後、慶応大学大学院(MBA)、デューク大学法律大学院、イェール大学大学院各修了。オックスフォード大学AMPおよび東京大学EMP修了。
証券会社社員、新聞社社長を経て、2002年に政界入り。10年まで参議院議員。第一次安倍政権で内閣府大臣政務官を務めた。日本人政治家で初めてハーバードビジネススクールのケース(事例)の主人公となる。
その後、イェール大学研究員、ハーバード大学研究員、世界で最も多くのノーベル賞受賞者(29名)を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を歴任。
2014年より、国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院兼任教授としてビジネスパーソン向け「アジア地政学プログラム」を運営し、20期にわたり500名を超えるビジネスリーダーたちが修了。さらに拡大し、米国サンディエゴでも同・地政学プログラムを開催。CNBCコメンテーター、企業のSDGsスコアをAIで可視化するサービスRIMMの主席アドバイザーも務める。
シリーズ75万部突破のベストセラー『頭に来てもアホとは戦うな!』など著書多数。

第26回
機能しない政府に政策立案を独占させるな!世界最高のシンクタンクで感じること
田村耕太郎
アメリカでは、政府が政策立案を独占しない。“政府が使える政策”を考え抜くプロ集団に任せるのだ。日本では、政策の実施、国会対策、政策立案まで整理されずにぐちゃぐちゃに霞が関が独占してやっている。だから官僚が生産性の低いまま擦り切れる。
機能しない政府に政策立案を独占させるな!世界最高のシンクタンクで感じること
第25回
アメリカより欧州を注視せよ経済危機の震源地は欧州となる!
田村耕太郎
注目すべきは欧州だ。アメリカではない。欧州といっても、暴動が起きているロンドンではなく、最も恐ろしい危機を迎えている大陸欧州である。
アメリカより欧州を注視せよ経済危機の震源地は欧州となる!
第24回
財政危機が米欧関係を分断する!ドイツと中国が急接近
田村耕太郎
欧米の財政危機が、世界の外交安全保障の地図を大きく塗り替えようとしている。主役は欧州再建の泥をかぶらなければならないドイツと、この機に欧州に恩を売りたい中国。両国は急速に近づき、米国の神経を逆なでしている。
財政危機が米欧関係を分断する!ドイツと中国が急接近
第23回
日本は「ダメだ」「危ない」と思い込み過ぎ逆プラシーボ効果に苦しむ日本人?
田村耕太郎
久しぶりに一時帰国した。そこで感じたのは、日本全体が逆プラシーボ効果にかかっているのではないかということだ。毒薬でない錠剤を「毒薬」と偽って投与すると人間はその思い込みで死ぬことがある。多くの日本人が「ダメだ」と思っていたら、日本全体が本当にダメになってしまう。
日本は「ダメだ」「危ない」と思い込み過ぎ逆プラシーボ効果に苦しむ日本人?
第22回
日本人は米国破綻よりも格付け会社改革を心配せよ“問題先送り政府”に物申す審判がいなくなる?
田村耕太郎
米国の債務上限引き上げ協議の紛糾を受けて、日本では、米国破綻かと騒ぐ人たちが増えているようだが、そのようなことを心配する暇があったら、別のことに注意したほうがいい。それは、欧米首脳から敵視された格付け会社が正確な格付けを出せなくなる恐れだ。
日本人は米国破綻よりも格付け会社改革を心配せよ“問題先送り政府”に物申す審判がいなくなる?
第21回
なでしこ快挙の陰に隠れたアメリカの負けっぷりの良さとフェアネスの精神~日本称賛を続けた米メディア
田村耕太郎
なでしこジャパンを祝福し、誇りに思うのは当然で、そういう論評は枚挙に暇がないであろう。しかし、筆者はせっかく海外にいるので、違う視点で今回は書いてみたい。それはアメリカのフェアネスの精神だ。
なでしこ快挙の陰に隠れたアメリカの負けっぷりの良さとフェアネスの精神~日本称賛を続けた米メディア
第20回
日本人は本当に強いリーダーを求めているのか?――「ジャパン・アズ・ナンバーワン」著者のエズラ・ヴォーゲル教授に聞く
田村耕太郎
日本人は強いリーダーを求めているとよく言われるが、果たして本当なのか。我々はわざわざ弱いリーダーを選んでいないか。米国を代表する日本研究者のエズラ・ヴォーゲル教授はそう問題提起する。
日本人は本当に強いリーダーを求めているのか?――「ジャパン・アズ・ナンバーワン」著者のエズラ・ヴォーゲル教授に聞く
第19回
電力利権と同じ構図?日本の英語教育のガラパゴス化を招くTOEIC偏重と経産省の罪~中韓もTOEFLに舵を切った!
田村耕太郎
日本のビジネス界ではTOEIC人気が急上昇だ。しかし、アメリカではTOEICを知っている人は皆無に近い。私は日本人の英語力不足の根源にはTOEIC問題があるのではないかと思う。TOEIC志向を変えるか、TOEICの内容を変えるか、どちらかを実行しないと日本のガラパゴス化がさらに進んでしまう。
電力利権と同じ構図?日本の英語教育のガラパゴス化を招くTOEIC偏重と経産省の罪~中韓もTOEFLに舵を切った!
第18回
シリコンバレーで最もイケてる起業家エバーノートCEOが日本をベタ褒め「中国・インドより日本だ!東京はベンチャーの宝庫になる」
田村耕太郎
震災や原発事故の影響もあってか、自国の競争力を過小評価する日本人の自虐性はさらに高まっているようだ。しかし、彼の言葉を聞けば、そんな暗さも吹き飛ぶだろう。シリコンバレーで今最もホットなベンチャー、エバーノートを率いるフィル・リービン氏と話す機会を得た。
シリコンバレーで最もイケてる起業家エバーノートCEOが日本をベタ褒め「中国・インドより日本だ!東京はベンチャーの宝庫になる」
第17回
サンデル教授「世界の叡智を復興へ結集しよう!」白熱議論で語られた1755年リスボン大震災の教訓
田村耕太郎
ハーバード大学で日本救済のイベントが続いている。先週は、白熱教室で有名なマイケル・サンデル教授が講演。震災以降の生き方について参加者との白熱議論が行われたほか、教授からは最大で9万人の命を奪ったといわれる18世紀のリスボン大震災の教訓について話があった。
サンデル教授「世界の叡智を復興へ結集しよう!」白熱議論で語られた1755年リスボン大震災の教訓
第16回
ハーバード危機管理合宿で学んだ「危機管理はジャズのごとく!」の深い意味
田村耕太郎
日本では今、震災や原発事故に対する政府や東電の対応に批判が集中しているが、危機管理の課題はじつは世界共通のものが多い。米国では「危機は必ず起こり、それは組織間対立で深刻化し、最後に介入してくる政治家が最悪にする」との前提で議論と分析をスタートさせる。
ハーバード危機管理合宿で学んだ「危機管理はジャズのごとく!」の深い意味
第15回
離れているからこそ募る支援の想い奮闘する日本人留学生たち
田村耕太郎
離れているからこそ募る支援の想い――。こちらアメリカで日本人と会うたびに耳にする言葉だ。かくいう私もその通りの心境だ。今回は、その思いを行動にして奮闘する日本人留学生と、その思いを受け止め日本の支援のためにひと肌もふた肌も脱ぎつつあるアメリカ大学界について紹介する。
離れているからこそ募る支援の想い奮闘する日本人留学生たち
第14回
東北に最先端の環境防災都市を造れ!世界が振り向く復興計画第一弾
田村耕太郎
震災に伴う損害を、増税や国債発行による補正予算や通常予算の組み替えで、財政支出して穴埋めしていくというのが通常の復興策だ。しかし、こんな通常の手法では、新たなデフレスパイラルに入りつつある日本経済で、お金は回らないと思う。私は復興計画第一弾として、アブダビのマスダール・シティを参考した環境防災都市計画を提唱したい。
東北に最先端の環境防災都市を造れ!世界が振り向く復興計画第一弾
第13回
震災による自粛ムードを打ち破れ今こそ平成版マーシャルプラン作成を急げ!
田村耕太郎
不謹慎だと言われるかもしれないが、二つほどお願いがある。まず、被災地以外の方々には、こんな時だからこそ、経済活動は活発に行ってほしい。もう一つは政府へのお願いだ。今こそ平成版マーシャルプランとでもいうべき復興計画を策定し国内外に向けて堂々と発表してほしい。
震災による自粛ムードを打ち破れ今こそ平成版マーシャルプラン作成を急げ!
第12回
ハーバードで見た科学的政治家養成講座の凄み!日本の政治家も危機管理対応力を高めよ
田村耕太郎
日本の政治の問題は、政治家の危機管理能力を養成する機関がないことだ。ここアメリカでは科学的に政治家およびそのスタッフの危機管理能力養成を行っている。その代表的な事例を紹介しよう。
ハーバードで見た科学的政治家養成講座の凄み!日本の政治家も危機管理対応力を高めよ
第11回
中東産油国は揺るがない!“中東ドミノ”などありえない
田村耕太郎
中東ドミノだと大騒ぎしていた英米メディアがここに来て少しトーンダウン。中東で取材を重ね、現地情勢を学んでいる。危機をあおり、商品価格の乱高下で儲ける投機筋の片棒を担いでいたことを反省すべきだ。ところが、日本の識者が、時間遅れで中東ドミノだと騒ぎ始めた。
中東産油国は揺るがない!“中東ドミノ”などありえない
第10回
日本国と日本企業の運命は別ではない!デ・カップリング論には無理がある
田村耕太郎
今、ウォール街でも「日本の未来と日本企業の未来は連動していない」という“日本国・日本企業”デ・カップリング論が話題となっている。しかし日本国企業である以上、私は切り離すことはできないと見ている。所詮は運命共同体だと思うのだ。
日本国と日本企業の運命は別ではない!デ・カップリング論には無理がある
第9回
“自虐”日本に驚く世界のエリートたち――日本人の自国批判で傷つく人も
田村耕太郎
世界の知識人と交流していると、一つだけ共通する反応がある。それは、「日本人ほど日本に厳しくて自虐的な人たちはいない」と皆がいうことだ。もっといえば、「日本人が日本のことを悪く言うたびに、自分の国の方がひどいので、自分がつらくなる」という人までいる。
“自虐”日本に驚く世界のエリートたち――日本人の自国批判で傷つく人も
第8回
ワタミ前会長の都知事選出馬はあるべき姿!経済人よ、政治家を目指せ
田村耕太郎
ワタミの渡辺美樹会長が都知事選出馬を表明した。素晴らしいことだ。私は応援したい。なぜなら成功した経営者こそ今の政治に必要な人材の要件を満たしているからだ。
ワタミ前会長の都知事選出馬はあるべき姿!経済人よ、政治家を目指せ
第7回
TPPで大騒ぎは日本だけ!アメリカの意向を気にせず国益だけを考えて議論せよ
田村耕太郎
日本のメディアをみると毎日のようにTPPという言葉が出てくる。いつのまにか混迷極める菅政権の命運がかかった政策の一つになっているようだ。私が知る限りにおいてだが、アメリカでは経済番組でも一般ニュースでもTPPという言葉に出会ったことがない。
TPPで大騒ぎは日本だけ!アメリカの意向を気にせず国益だけを考えて議論せよ
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