クロサカタツヤ

株式会社 企(くわだて)代表取締役、慶應義塾大学特任准教授

1975年生まれ。慶應義塾大学・大学院(政策・メディア研究科)修了後、三菱総合研究所にて情報通信分野のコンサルティングや国内外の政策調査等に従事。その後2007年に独立し、現在は株式会社企(くわだて)代表として、通信・メディア産業の経営戦略立案や資本政策のアドバイザー業務を行う。16年より慶應大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。

第28回
著作権法改正、Yahoo!・Tポイント提携に感じたデジタルデータをめぐる重大な社会変革の足音
クロサカタツヤ
私たちは、なぜ貨幣という代物に、ここまで熱くなるのだろうか――すでに論じ尽くされているような、陳腐な話でもあるが、たとえば「貨幣」を、「情報」や「データ」と読み替えてみたら、果たしてどうだろうか。
著作権法改正、Yahoo!・Tポイント提携に感じたデジタルデータをめぐる重大な社会変革の足音
第27回
職場での私物デバイス使用「BYOD」をどう扱う?スマホ時代の情報セキュリティで問われる“本質論”
クロサカタツヤ
この週末、「政府が私物スマートフォンの業務使用解禁」というニュースが流れた。ネットでは中国大使館員のスパイ活動疑惑が盛り上がったところでもあり、「大丈夫なのか?」という反応がある一方、「もっと早く取り組むべき」「これで民間も追随するのでは」という声も少なくなかった。
職場での私物デバイス使用「BYOD」をどう扱う?スマホ時代の情報セキュリティで問われる“本質論”
第26回
「契約転がし」まで台頭しはじめた 摩訶不思議なケータイ料金プランが成立する理由
クロサカタツヤ
このところ、ケータイ料金に関するお問い合わせを、あちこちからいただく。わざわざ「あちこち」と銘打ったのは、この問題がケータイ産業に関わるすべての人にとって、大きな問題となりつつあるからだ。
「契約転がし」まで台頭しはじめた 摩訶不思議なケータイ料金プランが成立する理由
第25回
規制が見えてきたソーシャルゲームの高額課金問題 新産業として一定の枠組みを作るべき時期が来た
クロサカタツヤ
ソーシャルゲームの高額課金問題について、松原消費者相は景品表示法違反の可能性があると言及し、近く事業者や消費者に注意喚起する見通しを明らかにした。かれこれ半年近く、本件は水面下で燻っていた。しかしここにきて大きく事態が動き始めたといえる。
規制が見えてきたソーシャルゲームの高額課金問題 新産業として一定の枠組みを作るべき時期が来た
第24回
利用者のリテラシーも企業の信用もアテにならず決定打が見つからないスマホの個人情報流出問題
クロサカタツヤ
「あなたの個人情報が狙われている。」こんなフレーズを耳にすることが増えた。主役はもちろん、スマートフォン。先日も「the Movie」を名乗る、個人情報を盗むAndroidアプリが話題をさらった。
利用者のリテラシーも企業の信用もアテにならず決定打が見つからないスマホの個人情報流出問題
第23回
端末メーカーは疲弊、通信事業者も過当競争へ後退局面が目立つ日本ケータイ産業への処方箋
クロサカタツヤ
「何か明るい話題はないですかねえ…」通信業界を牽引してきた大先輩と、先日お話をしていた時に、どちらかともなく出てきた言葉である。先方も私も、リスクは意識しつつ可能性を見出すことを旨とする気質を自認しており、それゆえになおのこと厳しさを感じている。
端末メーカーは疲弊、通信事業者も過当競争へ後退局面が目立つ日本ケータイ産業への処方箋
第22回
絶妙のタイミングだったシャープ・鴻海の提携両社の視線の先にあるものは「AppleTV」か?
クロサカタツヤ
シャープが世界第1位の製造受託企業、鴻海グループと業務・資本提携を結んだ。シャープのかつての栄光を知る筆者からすれば、少し寂しい気分だが、これは日本の電子産業が生き残って行くための、最善の選択肢なのである。
絶妙のタイミングだったシャープ・鴻海の提携両社の視線の先にあるものは「AppleTV」か?
第21回
震災から1年。見えてきた「情報と私たち」のあり方
クロサカタツヤ
東日本大震災から、1年が経った。今回はスマートフォンから少し離れて、震災で見えてきた「情報と私たち」のあり方について、書き留めておきたい。
震災から1年。見えてきた「情報と私たち」のあり方
第20回
ケータイ新時代、日本はどんなプレイヤーに?タフな国内市場で磨いたスマホで世界を目指せ
クロサカタツヤ
スペイン・バルセロナで開催されたケータイ産業の世界的な展示会「モバイル・ワールド・コングレス」のレポート後編。MWCから浮かび上がるケータイ産業の俯瞰図をお伝えする。
ケータイ新時代、日本はどんなプレイヤーに?タフな国内市場で磨いたスマホで世界を目指せ
第19回
競争力向上と巨大市場を背景に勢いづく中国勢、新興国BOPビジネスをも射程に収めるケータイ産業
クロサカタツヤ
スペイン・バルセロナで開催されているケータイ産業の世界的な展示会「モバイル・ワールド・コングレスに、今年も参加してきた。MWCから浮かび上がるケータイ産業の俯瞰図を、いくつかスケッチしてみたい。
競争力向上と巨大市場を背景に勢いづく中国勢、新興国BOPビジネスをも射程に収めるケータイ産業
第18回
音楽配信はすでにピークアウト。曲がり角にさしかかったケータイコンテンツ産業の明日はどっちだ
クロサカタツヤ
一般社団法人日本レコード協会が発表した、2011年の音楽配信売上高は、前年比16%減の719.6億円となった。2010年も前年比で微減しており、現状のトレンドとしては、日本の音楽配信市場は2009年にピークアウトしたことになる。
音楽配信はすでにピークアウト。曲がり角にさしかかったケータイコンテンツ産業の明日はどっちだ
第17回
「実はケータイって大したことないんじゃない?」ドコモの大規模障害で見えてきた消費者の潜在的批判意識
クロサカタツヤ
このところ、NTTドコモの通信障害が、全国的に相次いでいる。これまでケータイ事業者の中でも群を抜いて設備投資を手厚く進めてきたNTTドコモが、ここにきて障害を頻発させている。業界の常識からすれば、皮肉の一言では片付けられない「異常事態」といえる。
「実はケータイって大したことないんじゃない?」ドコモの大規模障害で見えてきた消費者の潜在的批判意識
第16回
スマートフォンは誰のものか?
クロサカタツヤ
あなたの手元にあるスマートフォンは、あなただけが支えているわけではない。端末を作る人、回線を提供する人、サービスを提供する人……さまざまなステイクホルダーがいる。はたしてその全員が、あなたのスマートフォンを、「あなただけのもの」と考えているのだろうか。
スマートフォンは誰のものか?
第15回
LTE本格化、画面大型化、高機能リモコン化、エコシステムの変化――CESで占う2012年スマホ・トレンドとその背景
クロサカタツヤ
世界最大級のデジタル関連の展示会International CESが、米国ラスベガスで1月10日から始まり、新製品の発表が相次いでいる。すでに報道はあちこちで行われているが、本連載では少し視点を変えて、CESから占う2012年のスマートフォンのトレンドを整理しておきたい。
LTE本格化、画面大型化、高機能リモコン化、エコシステムの変化――CESで占う2012年スマホ・トレンドとその背景
第14回
年越しの「あけおめ」メールは自衛のためにも自粛を 多くの疑問符が残ったNTTドコモ「spモード事件」
クロサカタツヤ
このところ、NTTドコモのCMを、まったく見ない。企業側の自主判断によるものと思われるが、逆に言えば当事者がそれくらい重大な事態と認識しているということの裏返しでもある。そんな残念な事態が、生じてしまった。先般報道されている、NTTドコモの「spモード事件」だ。
年越しの「あけおめ」メールは自衛のためにも自粛を 多くの疑問符が残ったNTTドコモ「spモード事件」
第13回
つながらない、邪魔する、つながせない、あぶない…スマホ普及とオフロード需要爆発で露見する「Wi-Fiの罠」
クロサカタツヤ
「どうにも最近、街中でWi-Fiがつながらない」今年後半になってよく耳にするようになった言葉だ。私の周囲でもそんな話をする機会が増えたし、なにより東京都内の喫茶店でこの原稿を書いているのだが、本来提供されているはずのWi-Fiが、現在つながらない状態である。
つながらない、邪魔する、つながせない、あぶない…スマホ普及とオフロード需要爆発で露見する「Wi-Fiの罠」
第12回
119番中に異常終了、再起動――“電話”には決して許されない事態にスマホはどう取り組んでいくのか
クロサカタツヤ
スマホに対する不満として「通話中に突然電話が切れる」という症状が、あちこちで耳にされる。いろいろ話を聞いてみると、どうも端末自体が異常終了を起こし、自動的に再起動(リブート)をかけてしまったようだった。
119番中に異常終了、再起動――“電話”には決して許されない事態にスマホはどう取り組んでいくのか
第11回
スマホからアプリが消える日――web化していくスマートフォンの未来
クロサカタツヤ
あなたのスマートフォンから、アプリがなくなるかもしれない――予め種明かしをしておくと、完全になくなるということは、おそらくないはずだ。しかし現在のように、スクロールを何度もしなければ全体が把握できないほど多くのアプリを使いこなす利用スタイルは、減っていくかもしれない。
スマホからアプリが消える日――web化していくスマートフォンの未来
第10回
未解決の初歩的課題、稚拙な対応――「カレログ」をきっかけに露呈したスマホのプライバシー問題
クロサカタツヤ
「あなたがスマートフォンをどう使っているか、全部お見通しですよ」街中でこんな言葉を耳元でささやかれたら、ほとんどの人は「気持ち悪い」と感じるだろう。しかしこのところ、スマートフォン界隈は、そんな話題でもちきりである。
未解決の初歩的課題、稚拙な対応――「カレログ」をきっかけに露呈したスマホのプライバシー問題
第9回
人はスマートフォンを持てば“スマート”になれるのか?クラウドにビッグデータを置く時代の携帯端末のあり方
クロサカタツヤ
「スマートな人(賢い人)って、実際そんなに、いないよね」私がスマートフォンに関する連載を書いていることをご存知の方から、たまにこんなご指摘を受けることが、たまにある。なかなか興味深い話である。
人はスマートフォンを持てば“スマート”になれるのか?クラウドにビッグデータを置く時代の携帯端末のあり方
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