クロサカタツヤ

株式会社 企(くわだて)代表取締役、慶應義塾大学特任准教授

1975年生まれ。慶應義塾大学・大学院(政策・メディア研究科)修了後、三菱総合研究所にて情報通信分野のコンサルティングや国内外の政策調査等に従事。その後2007年に独立し、現在は株式会社企(くわだて)代表として、通信・メディア産業の経営戦略立案や資本政策のアドバイザー業務を行う。16年より慶應大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。

第47回
「ツートップ」に入れればいいのか? 窮地の国内メーカーがスマホ市場で生き残る道
クロサカタツヤ
ソニーが59億円の黒字、シャープ、パナソニック、NEC、富士通が、合計で300億円超の赤字――7月末に相次いだ、電機メーカーの第1四半期決算発表から、モバイル分野の営業利益を抜き出した数字である。ソニーと他社が明暗を分けた要因は何か。
「ツートップ」に入れればいいのか? 窮地の国内メーカーがスマホ市場で生き残る道
第46回
ガラパゴスを脱した日本勢はどこへ行く?新パラダイムの模索が続くモバイル産業の混沌
クロサカタツヤ
前回に続いて、2013年2月に開催されたケータイ産業の大展示会「モバイル・ワールド・コングレス」のレポートをお届けする……と、本題に入る前に、本連載の執筆が5ヵ月近く中断しまったことを、まず読者の皆様にお詫びしたい。
ガラパゴスを脱した日本勢はどこへ行く?新パラダイムの模索が続くモバイル産業の混沌
第45回
サムスンら大手ベンダーが新端末の発表を見送り新興勢力の中国勢には未だ“ビジョン”見えず
クロサカタツヤ
バルセロナで開催されているケータイ産業の国際展示会「モバイル・ワールド・コングレス」に今年も参加してきた。やはりここに来ないと世界的なトレンドは分からないし、端末はもちろん、基地局などの通信機器に関しても、新たな動きが構造化されつつあることが、よく分かった。
サムスンら大手ベンダーが新端末の発表を見送り新興勢力の中国勢には未だ“ビジョン”見えず
第44回
「ガラケー再興」待望論は根強くあるものの…作りたくても作れない、製造サイドの事情とは
クロサカタツヤ
前回の記事には、有難いことに多くの反響をいただいた。そうした中で少なからず耳にしたのが「ドコモはガラケーを復活させるべし」という意見だった。しかし、おいそれとフィーチャーフォンを再興できる状況では、どうやらなさそうだ。
「ガラケー再興」待望論は根強くあるものの…作りたくても作れない、製造サイドの事情とは
第43回
「ドコモは大丈夫なのか?」ケータイ産業の中の人たちまでが囁く懸念の深層
クロサカタツヤ
「NTTドコモは大丈夫なんですか?」打ち合わせの冒頭、お客さんとよく雑談をするが、最近必ずといっていいほど聞かれるのが、この質問である。先月末発表の2012年4-12月期連結決算はいわゆる増収減益。同時期の新製品発表会の芳しくない評判も、ネットやSNSであっという間に広がった。
「ドコモは大丈夫なのか?」ケータイ産業の中の人たちまでが囁く懸念の深層
第42回
昨年とは大きく違う「成熟と停滞」のCES2013何かが大きく変わる直前の“嵐の前の静けさ”か――ラスベガスCES会場から占う2013年【後編】
クロサカタツヤ
前回に引き続き、米ラスベガスで開催された、世界最大級のデジタル関連の展示会International CESの様子をご報告する。今回は本連載の看板通り、スマートフォンの動向などを取り上げる。
昨年とは大きく違う「成熟と停滞」のCES2013何かが大きく変わる直前の“嵐の前の静けさ”か――ラスベガスCES会場から占う2013年【後編】
第41回
日本のテレビメーカーが意外や過去数年で一番元気!?米国の好景気を背景に4Kテレビが賑わいを見せる――ラスベガスCES会場から占う2013年【前編】
クロサカタツヤ
世界最大級のデジタル関連の展示会International CESが、米国ラスベガスで1月8日から始まった。特に日本に暮らす消費者としては、今年のCESの注目点はずばり、「日本メーカーは大丈夫なのか」ということに尽きるだろう。本連載ではCESの会場から見える2013年の風景を、素描してみたい。
日本のテレビメーカーが意外や過去数年で一番元気!?米国の好景気を背景に4Kテレビが賑わいを見せる――ラスベガスCES会場から占う2013年【前編】
第40回
スマートフォンというコンセプトの陳腐化がはじまる?OSの多様化を契機に日本勢に挽回のチャンスも――2013年モバイル界展望【後編】
クロサカタツヤ
前回に続き、2013年のモバイル界を占う。端末のハイエンド・ローエンド二極化の動きの背景と、それらをも包含したの全体的なトレンドを見てみよう。
スマートフォンというコンセプトの陳腐化がはじまる?OSの多様化を契機に日本勢に挽回のチャンスも――2013年モバイル界展望【後編】
第39回
日本国内の端末動向はスマホが二極化 タブレットは7インチが熱く、一部でガラケー回帰も――2013年モバイル界展望【前編】
クロサカタツヤ
今年も残すところあと2週間少々。年明けの1月、2月にはアメリカとスペインで大きなショーが開催され、新たな製品が続々発表される。そこで今回と、再来週更新予定の次回で、2013年のモバイル分野の展望を占ってみよう。
日本国内の端末動向はスマホが二極化 タブレットは7インチが熱く、一部でガラケー回帰も――2013年モバイル界展望【前編】
第38回
このままでは“非モテ”になりかねない!?ケータイ事業者が抱えるアイデンティティの悩み
クロサカタツヤ
通信事業者が「土管化」していると言われる。これは、彼らが音声やデータの伝送を生業としている状態を指している。「通信事業者なのだから当たり前では?」思われるかしれないが、昨今の通信業界では、これが重大な話題として議論されている。
このままでは“非モテ”になりかねない!?ケータイ事業者が抱えるアイデンティティの悩み
第37回
「NTTドコモからiPhoneは出るのか?」素朴な疑問から浮かび上がる最大手キャリアの課題
クロサカタツヤ
「で、NTTドコモから、iPhoneは出るんですか?」この仕事をやっていて、結局一番多い質問であるように思う。そんな「ドコモiPhone」の噂が、ここにきて業界内でまたぞろ広がっている。今度こそ起死回生の一手を打つという、希望的観測にも近い見立てである。
「NTTドコモからiPhoneは出るのか?」素朴な疑問から浮かび上がる最大手キャリアの課題
第36回
パナソニックのケータイ事業縮小報道で考える日本メーカー劣勢の真因と「反撃のシナリオ」
クロサカタツヤ
先週末、パナソニックが携帯電話事業を縮小する、という報道が流れた。同社からの正式な発表はないが、報道によれば今春に改めて参入した欧州市場でのスマートフォン販売を今年度中に打ち切り、国内事業も縮小するという。
パナソニックのケータイ事業縮小報道で考える日本メーカー劣勢の真因と「反撃のシナリオ」
第35回
ソフトバンクが米携帯大手に出資を検討 スプリントとはどんな会社か、その狙いと影響は
クロサカタツヤ
さる10月11日、ソフトバンクが全米第3位の携帯電話会社スプリント・ネクステルの買収を検討していると報じられた。すでに合意間近ともささやかれる一方、ソフトバンクの株価は大きく下げた。本件の狙いや影響を考察してみよう。
ソフトバンクが米携帯大手に出資を検討 スプリントとはどんな会社か、その狙いと影響は
第34回
Yahoo!メール広告が開いた「パンドラの箱」 日本でもようやく個人情報利用と保護の論議が俎上に
クロサカタツヤ
去る9月19日、川端総務大臣は、かねてよりヤフーがサービス提供を目論んでいた、Yahoo!メールのインタレストマッチ広告について、これを容認することを、記者会見で明らかにした。本連載でも以前触れたが、これは日本の情報通信業界全体の将来を左右する、大きな変化である。
Yahoo!メール広告が開いた「パンドラの箱」 日本でもようやく個人情報利用と保護の論議が俎上に
第33回
“5”でiPhoneに翳りが見えた?日本勢のラストチャンスはあるのか
クロサカタツヤ
アップルの発表を見ていた通信事業者や端末開発者と話をしていて、異口同音に「どうもこれまでと何かが違う」という話になった。まず違和感を覚えたのは、アップルのプレゼンテーションが「端末のスペック(技術的な性能)」を強調したものだったということ。
“5”でiPhoneに翳りが見えた?日本勢のラストチャンスはあるのか
第32回
ゲームのルールは変わった――アップルvsサムスン訴訟の評決が意味するもの
クロサカタツヤ
今回のアップルvsサムスン訴訟の評決が作り出した潮流は、単に両者の関係だけではなく、日本を含めた世界中の今後のスマートフォン普及において、極めて大きな転換点となるだろう。そこで今回は、現時点で分かる限りだが、日本市場も含めた影響分析を試みる。
ゲームのルールは変わった――アップルvsサムスン訴訟の評決が意味するもの
第31回
スマートフォンの不正アプリ対策が難しい理由
クロサカタツヤ
スマートフォンのセキュリティに関して取材を受けることが、このところとても多い。不正アプリ問題に、私たちはどのように立ち向かえばいいのか。取材の関心は総じてそこに向かうのだが、答える側としては相当難しい問題でもある。
スマートフォンの不正アプリ対策が難しい理由
第30回
YouTube、iTunes、Googleの存在感、まだ未成熟なユーザーの情報セキュリティ意識――「情報通信白書」に見る日本のスマホ最新事情
クロサカタツヤ
平成24年(2012年)版の情報通信白書が公表された。政府が発表する白書というと、何やら難解な書物を想像するかもしれないが、特に近年は「読み物」としても楽しめる内容となっている。中から、おもしろいデータや分析をいくつかをご紹介したい。
YouTube、iTunes、Googleの存在感、まだ未成熟なユーザーの情報セキュリティ意識――「情報通信白書」に見る日本のスマホ最新事情
号外
メール内容を読み取るインタレストマッチ広告が物議老朽化した「通信の秘密」は聖域なき再考が必要か
クロサカタツヤ
Yahoo!JAPANが8月に始める新たな広告配信は、国の「通信の秘密」の在り方に一石を投じた。この問題は情報通信産業全体に影響を及ぼしかねない。今回は「スマートフォンの理想と現実」の番外編として、クロサカタツヤ氏が「通信の秘密」の歴史的経緯を紐解き、その本質と現代的意義について考察する。
メール内容を読み取るインタレストマッチ広告が物議老朽化した「通信の秘密」は聖域なき再考が必要か
第29回
ネットでの行動と現実の行動がスマホを結節点に融合「データ中心の世界」到来に向けた議論の深化を
クロサカタツヤ
そう遠くない将来、ネットでの閲覧履歴や購買履歴、リアルでの決済履歴やポイント獲得情報、GPSによる移動データなどがスマホを結節点に融合し、「データに包まれた人間」と、その社会が誕生するだろう。しかし、こうした世界は、果たして幸せなのだろうか。
ネットでの行動と現実の行動がスマホを結節点に融合「データ中心の世界」到来に向けた議論の深化を
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