小栗勘太郎

音楽愛好家
1958年生まれ、牡羊座のB型。某国立大学卒、米国滞在5年。公僕を生業とする音楽愛好家。著書は『音楽ダイアリーsideA』 『同sideB』(西日本新聞社)。『毎日フォーラム』誌にて「歴史の中の音楽」を連載中。
第18回
【エマーソン・レイク&パーマー「タルカス」】ロックの3原則を完全に無視し未来の響きを体現
小栗勘太郎
「三本の棒」「三本の矢」「三人寄れば文殊の知恵」。イギリスのロック界の天才3人が集まって構成されたバンドがELPです。彼らは従来のロックの3原則を完全に無視し、プログレッシブロックと呼ばれる未来の響きを創造していきます。
【エマーソン・レイク&パーマー「タルカス」】ロックの3原則を完全に無視し未来の響きを体現
第17回
【モーツァルト「交響曲第39番変ホ長調K543」】貧乏のどん底から生まれた優雅、清潔、明朗な響き
小栗勘太郎
お金があれば素敵なことが実現する。でも、お金で買えないものの一つが才能です。父の呪縛から解き放たれたモーツァルトその才能を発揮し始めますが、注文は激減。その貧乏のどん底からは生み出されたのが、後期3大交響曲の先鋒である今回の39番です。
【モーツァルト「交響曲第39番変ホ長調K543」】貧乏のどん底から生まれた優雅、清潔、明朗な響き
第16回
【ルイ・アームストロング「この素晴らしき世界」】あの愛嬌のある濁声で世界の素晴らしさを歌いあげる
小栗勘太郎
あのジャズの巨人サッチモが「この素晴らしき世界」を録音したのは、1968年ものことです。世はベトナム戦争が泥沼化し、学園紛争真っ盛り。そうした世情にあって、素朴に単純に世界の美しさを讃えているが故に、実は強烈に風刺が効いているともいえます。
【ルイ・アームストロング「この素晴らしき世界」】あの愛嬌のある濁声で世界の素晴らしさを歌いあげる
第15回
【ニュー・シネマ・パラダイス(サウンドトラック盤)】巨匠モリコーネが書いた主題曲が流れるだけで、映画のチカラが漲ってくる
小栗勘太郎
最近、映画見てますか?時には、仕事を全て頭の中から追い出して、気分転換することも大切です。昔の映画でもいいじゃないですか。例えば、「ニュー・シネマ・パラダイス」。巨匠エンニオ・モリコーネが書いた主題曲が流れるだけで、映画のチカラが漲(みなぎ)ります。
【ニュー・シネマ・パラダイス(サウンドトラック盤)】巨匠モリコーネが書いた主題曲が流れるだけで、映画のチカラが漲ってくる
第14回
【レッド・ツェッペリンIV(ブラック・ドッグ~天国への階段)】4人のロック野郎が創り上げた音楽の楽園
小栗勘太郎
新年です。正月休みで、緩んだ心と身体に、活を入れるのに最適なのが、「レッド・ツェッペリンIV」です。ギターによる最高の即興演奏に、聴衆を金縛りにする最高のロックボーカル。元気のツボを刺激するオーラに満ちています。
【レッド・ツェッペリンIV(ブラック・ドッグ~天国への階段)】4人のロック野郎が創り上げた音楽の楽園
第13回
【「幻想交響曲」&「いとしのレイラ」】気も狂わんばかりの恋が創造中枢を刺激して……
小栗勘太郎
恋のエネルギーは、仕事のエネルギーに変換できるのでしょうか。ベルリオーズの「幻想交響曲」とエリック・クラプトンの「いとしのレイラ」。両者の共通項は、恋するエネルギーが創造中枢を刺激した結果生まれた傑作ということです
【「幻想交響曲」&「いとしのレイラ」】気も狂わんばかりの恋が創造中枢を刺激して……
第12回
【サイモン&ガーファンクル「サウンド・オブ・サイレンス」】本人が知らないうちビルボード誌No.1に駆け上がる
小栗勘太郎
サイモン&ガーファンクルと言えば、ポップ音楽史上で最も成功したデュオですが、最初の2年は全く結果の出ない忍従の日々でした。ところが、プロデューサーがデビュー・アルバムのB面の片隅にあった曲を無断で編曲。その曲がビルボードの1位に駆け上がったのです。幸運が訪れました。
【サイモン&ガーファンクル「サウンド・オブ・サイレンス」】本人が知らないうちビルボード誌No.1に駆け上がる
第11回
【「ジャズ・アット・マッセイ・ホール」 by ザ・クインテット】公演旅行先で遭遇するトラブルの連続その中から誕生したジャズ史に輝く名演奏
小栗勘太郎
大事な出張の旅で、トラブルに巻き込まれたことってありませんか。たった一度だけ結成されたこのジャズ・クイッテトの旅も、まさにトラブル続き。一人は自分の楽器が質に入ったままという有様でしたが、終わってみれば極上の演奏が残りました。
【「ジャズ・アット・マッセイ・ホール」 by ザ・クインテット】公演旅行先で遭遇するトラブルの連続その中から誕生したジャズ史に輝く名演奏
第10回
【トム・ウェイツ「クロージング・タイム」】酒場に集う人々の絶望と諦め、そして希望を音楽と酒の神様がくれた濁声で謳う“酔いどれ詩人”
小栗勘太郎
いよいよ師走。忘年会のシーズンだ。素敵な酒飲みからは色んなことが学べる。高校を中退し、歓楽街で働き始めた少年が青年になり、酒場に集う人々から学んだ事柄を見事に発酵・熟成させ、自ら書く詩に奥深い陰影と芳香を与えている。
【トム・ウェイツ「クロージング・タイム」】酒場に集う人々の絶望と諦め、そして希望を音楽と酒の神様がくれた濁声で謳う“酔いどれ詩人”
第9回
【クロード・ドビュッシー「子供の領分」】世紀の不道徳ワガママ男が放蕩の末に到達した究極の親心を表現
小栗勘太郎
「子供好きですか?」と訊かれて、心の中では「子どもは苦手」と思っている御仁も多いはず。ドビュッシーもまた自分大好き、素行不良のわがまま男だった。その男が高齢になって授かった我が子にメロメロ。愛娘のために究極の親心を奏でることに。
【クロード・ドビュッシー「子供の領分」】世紀の不道徳ワガママ男が放蕩の末に到達した究極の親心を表現
第8回
【渡辺貞夫「ハウズ・エヴリシング」】ヴァーチャルな「旅」でも、本当の旅でも旅するときの最強の伴侶
小栗勘太郎
出張で太平洋を越える飛行機に乗ったとしよう。機中で過ごす長い時間を、非日常の旅のひと時にするには、渡辺貞夫「ハウズ・エヴリシング」がお奨めだ。そこには世界の音楽の様々なエキスが、たっぷり溶け込んでいる。
【渡辺貞夫「ハウズ・エヴリシング」】ヴァーチャルな「旅」でも、本当の旅でも旅するときの最強の伴侶
第7回
【キャロル・キング&ジェイムス・テイラー「トルバドール・リユニオン」】女と男の友情が生み出した「友情」を描く名曲“You’ve Got A Friend”をフューチャー
小栗勘太郎
人生でも大切なものの一つが友情だ。春秋を重ねた後にまたそのありがたさがわかる。友情を謳い上げた稀代の名曲を、大ヒットから40年近くの時を経て、作曲家とシンガーが再び歌う。そこにあるのは深い味わい……。
【キャロル・キング&ジェイムス・テイラー「トルバドール・リユニオン」】女と男の友情が生み出した「友情」を描く名曲“You’ve Got  A Friend”をフューチャー
第6回
【ギドン・クレーメル「エイト・シーズンズ」】自分自身と対話をする時に聴く時空を超えて出会ったタンゴの「四季」とバロックの「四季」
小栗勘太郎
ビジネスでは多く人たちの会話が交わされる。でも、時には、自分自身と静かに向き合う時間も大切。そんなときは、天才バイオリニスト・クレーメルが奏でるタンゴの「四季」とバロックの「四季」の邂逅を聴いてみたい。
【ギドン・クレーメル「エイト・シーズンズ」】自分自身と対話をする時に聴く時空を超えて出会ったタンゴの「四季」とバロックの「四季」
第5回
【ローリング・ストーンズ「メイン・ストリートのならず者】行き着くところまで行った者にしか見えない世界
小栗勘太郎
21世紀のいま、企業はどこから見ても品行方正が求められる。それならビジネス戦士は一人の人間として、大いに破目を外し鋭気を養うべきじゃないか?そんな心中のアニマル・スピリッツに深呼吸をする機会を与えてくれるのが、ローリング・ストーンズ「メイン・ストリートのならず者」だ。
【ローリング・ストーンズ「メイン・ストリートのならず者】行き着くところまで行った者にしか見えない世界
第4回
【「プロヴァンスの贈りもの」サウンドトラック盤】巨匠リドリー・スコット監督の選曲の妙懐かしい音楽たちが心の凝りをほぐす
小栗勘太郎
映画「プロヴァンスの贈りもの」は、ロンドンはシティの腕利き金融マンが、葡萄園を相続する物語。リドリー・スコット監督の選曲の妙もあって、センスの良い古今東西の懐かしい曲がつまっている。聴けば、懐かしく、心が軽くなる。
【「プロヴァンスの贈りもの」サウンドトラック盤】巨匠リドリー・スコット監督の選曲の妙懐かしい音楽たちが心の凝りをほぐす
第3回
【マイルス・デイビス「天国への七つの階段」】ジャズの歴史を変えた運命の出会いそれは代役探しから始まった
小栗勘太郎
運命の出会いがいつも劇的だとは限らない。ジャズの帝王マイルス・デイビスとハービー・ハンコックの出会いもまさにそうだ。ハービーは本命だったピアニストの代役だったのだ。だが、歴史はそこから始まった。
【マイルス・デイビス「天国への七つの階段」】ジャズの歴史を変えた運命の出会いそれは代役探しから始まった
第2回
【ベートーヴェン「弦楽4重奏曲 第15番 イ短調 作品132」】病癒えたる者が神にささげた感謝と歓喜の歌
小栗勘太郎
だれだって健康を損ねてイライラすることはある。あのベートーベンも持病の腸カタルが悪化して、一時作曲活動を断念。病癒えて神に対する感謝と歓喜の念を歌い上げたのが、この弦楽四重奏だ。クラシックは苦手だという君。騙されたと思って、第3楽章だけでいいから聴いてみて下さい。
【ベートーヴェン「弦楽4重奏曲 第15番 イ短調 作品132」】病癒えたる者が神にささげた感謝と歓喜の歌
第1回
【ビートルズ「アンソロジーI」】オーディションに落ちて、ジョンは思った。「これで終わりだなって」
小栗勘太郎
ひょっとして、君は、成功は運命づけられたものだ、と思っていないか?だけど、あのビートルズもメジャーデビューを目指したオーディションでは見事に落ちた。失意の日々。そして何とか一人のディレクターにめぐり合った。歴史は運命ではなく、5人の若者が求め続けたところから始まったのだ。
【ビートルズ「アンソロジーI」】オーディションに落ちて、ジョンは思った。「これで終わりだなって」
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