佐高 信

佐高 信

評論家
さたか・まこと 1945年山形県酒田市生まれ。評論家、『週刊金曜日』編集委員。高校教師、経済雑誌の編集者を経て評論家に。「社畜」という言葉で日本の企業社会の病理を露わにし、会社・経営者批評で一つの分野を築く。経済評論にとどまらず、憲法、教育など現代日本のについて辛口の評論活動を続ける。著書に『保守の知恵』(岸井成格さんとの共著、毎日新聞社)、『飲水思源 メディアの仕掛人、徳間康快』(金曜日)など。
最終回
男をドキッとさせる4日違いの姉さん、落合恵子
佐高 信
落合はまた、「男をドキッとさせる女」でもある。知り合って25年ほどになるが、その間、私は何度、彼女にドキリとさせられたかわからない。
男をドキッとさせる4日違いの姉さん、落合恵子
痛覚なき石原慎太郎の“無意識過剰”
佐高 信
3月3日に行われた、豊洲市場問題に関する石原慎太郎の記者会見。石原が都知事時代の責任意識のなさばかりが際立つものだった。評論家の江藤淳が彼について「無意識過剰」と評したが、まさにその通りだった。
痛覚なき石原慎太郎の“無意識過剰”
第65回
毒舌で鳴らした立川談志の気づかい
佐高 信
熱烈なファンがいた落語家・立川談志は傲慢、毒舌家とうイメージで彩られている。だが、認める者には素直に頭を下げ、細やかな気づかいするひとでもあった。
毒舌で鳴らした立川談志の気づかい
第64回
落語と酒が好きなエコノミスト、浜矩子
佐高 信
過激な表現でアベノミクスを批判する浜矩子同志社大学教授。その言葉のセンスは落語好きに由来しているらしい。学生たちとは朝まで酒を酌み交わし“朝シャン”して別れるという。
落語と酒が好きなエコノミスト、浜矩子
第63回
黴菌恐怖症の新大統領ドナルド・トランプ
佐高 信
米国の新大統領トランプはやはり引いてはいけないジョーカーだった。彼は黴菌(ばいきん)恐怖症で、批判や気に食わない意見は黴菌なので拒否。自己批判能力の欠如はあのヒトラーにも似ている。
黴菌恐怖症の新大統領ドナルド・トランプ
第62回
『二十四の瞳』の名匠、木下恵介
佐高 信
映画『二十四の瞳』『野菊の如き君なりき』で知られる名匠、木下恵介。木下は山田太一を年を取ってからの子供のようにかわいがった。一方で、“世界の小津”にズバリと意見するほどの度胸も持っていた。
『二十四の瞳』の名匠、木下恵介
第61回
ヤクザを泣かせた加藤登紀子の率直
佐高 信
加藤登紀子は俳句もつくる。我流と言うがなかなかいい。獄中にあった伴侶・藤本俊夫との往復書簡は藤本の心模様が伝わってくる。そして彼女の歌は、ステージ上に立つ加藤に、難癖をつけたヤクザを泣かせた。
ヤクザを泣かせた加藤登紀子の率直
第60回
「したたかと言われて久し」中曽根康弘
佐高 信
政界の風見鶏とも形容された中曽根康弘元首相。改憲派の総大将と目される中曽根だが、平和憲法擁護の演説をぶったり、自民党の総裁選では、派閥の方針に反して一人対立候補に票を投じたこともあった。
「したたかと言われて久し」中曽根康弘
第59回
『住友銀行秘史』の著者、國重惇史のあっけらかん
佐高 信
話題のベストセラー、『住友銀行秘史』(講談社)の著者・國重惇史。内部告発の手紙を書いたと言えば、たくましくて厳(いか)めしい男を想像するが、ほとんど無手勝流のあっけらかんである。
『住友銀行秘史』の著者、國重惇史のあっけらかん
第58回
文化勲章を受ける作曲家、船村徹の異色の弟子
佐高 信
今年、文化勲章を受章した作曲家の船村徹には、異色の弟子がいた。フランスのシャンソン歌手、ジョルジュ・ムスタキである。船村は演歌と型にはめられるの嫌い「どんな歌を書いているかといえば、人の情、人の縁をテーマに表現してるんだよ」と語っている。
文化勲章を受ける作曲家、船村徹の異色の弟子
第57回
29歳で夭逝!羽生善治のライバルだった村山聖
佐高 信
まもなく、「聖の青春」という映画が公開される。羽生善治とほぼ同じ年で、羽生の好敵手だった村山聖(さとし)の29年の生涯に迫った作品である。小さいころから、腎臓の病であるネフローゼ抱えた村山は、顔も洗わず歯も磨かず、爪を切るのも嫌がった。
29歳で夭逝!羽生善治のライバルだった村山聖
第56回
健在なり!佐藤愛子の“怒り節”
佐高 信
今年93歳になる佐藤愛子の“怒り節”が健在だ。かつて大江健三郎がノーベル文学賞をもらった時のコメントにも驚いた。早朝に起こされた腹立ちもあって、「佐藤栄作でももらったものだから、めでたくも何ともない」と言い放った。面目躍如である。
健在なり!佐藤愛子の“怒り節”
第55回
自民党からリベラルの灯が消えた 加藤紘一の死
佐高 信
かつて総裁候補にも挙げられた自民党の加藤紘一が亡くなった。ハト派の大平に師事し、その強さに感服した加藤の死は、自民党からリベラルの灯が消えたことを象徴しているような気がしてならない。
自民党からリベラルの灯が消えた 加藤紘一の死
第54回
97歳で反骨を貫く現役俳人 金子兜太
佐高 信
昨年夏、国会を取り巻いた安保法制反対デモの中に「アベ政治を許さない」と書かれた紙を掲げる人たちが目立ったが、あの字を書いたのは97歳の俳人・金子兜太(とうた)である。東大から日本銀行に入った金子は、断固として「エリート」(差別する者)であることを拒否した。
97歳で反骨を貫く現役俳人 金子兜太
第53回
オリンピックの解説も明快 “女三四郎”山口香の直言
佐高 信
“女三四郎”こと山口香は静かなたたずまいで、対談会場に現れた。歯に衣着せぬ物言いとは違った印象だった。だが、彼女は「発言しないことは罪なんです」と言い放った。
オリンピックの解説も明快 “女三四郎”山口香の直言
第52回
現代の戯れ絵師 山藤章二
佐高 信
“辛口評論家”という私のニックネームは山藤がつけたようなものである。『朝日新聞』に連載していた「佐高信の新・会社考」に山藤の描く私の似顔絵が載って、世の中に私のコワモテが印象づけられた。
現代の戯れ絵師 山藤章二
第51回
毒のある笑いの発見者 永六輔
佐高 信
ユニークなパントマイマーだったマルセ太郎も、いま私が一番シャープなお笑い芸人だと思う松元ヒロも、テレビで見ることはほとんどない。彼らの笑いが権力への毒を含んでいるからである。永は自ら足を運んで、そうした笑いを発見してきた。
毒のある笑いの発見者 永六輔
第50回
たくましい花 小池百合子
佐高 信
自民党の公認を得ないまま、都知事選に出馬宣言した小池百合子。政治家としてのスタートは日本新党で、『朝日ジャーナル』の元編集長・伊藤正孝が繋いだ縁だった。その後いくつかの政党を渡り歩いた彼女の処世術には舌を巻く。
たくましい花 小池百合子
第49回
水俣病と闘い続けた医師 原田正純の遺言
佐高 信
水俣病と闘い続けた医師 原田正純が逝って4年が経つ。寿美子夫人を見染めた逸話には思わず吹きだす一方、原田の「遺言」は、現在のメディアの中立バンザイめいた風潮への痛烈な批判となっている。
水俣病と闘い続けた医師 原田正純の遺言
第48回
井上陽水が「禁じ手」にしていること
佐高 信
伝説のディレクターを通じて、小室等、井上陽水と知り合った。天が与えた美声の持ち主である陽水は、その「声」使うのは禁じ手で、得意技以外で女性にもてたい言うではないか。
井上陽水が「禁じ手」にしていること
新着
業界
学び
特集
書籍
業界
製造業 銀行・証券・金融 保険 建設・不動産 コンサル・士業 商社 運輸・物流 IT・通信 AI・テクノロジー エネルギー 医療・製薬 食品・農業 小売・外食 サービス・エンタメ メディア・広告 スタートアップ・新規事業 教育 財閥・学閥 予測・分析
学び
経営・戦略 マネジメント ビジネス課題 ビジネススキル 営業・マーケティング マネー・投資 相続・節税 年金 キャリア・働き方 受験・子育て 教養