2022.8.22
ドル円「140円」手前で失速、“下落トレンド”入りの可能性を検証する
ドル円は7月14日に139.39円と、140円に迫る水準へ急上昇したが、8月2日にかけて130.41円へと6.4%も急落しており、既に下落トレンドに入ったとの見方も出ている。目先、ドル円への下押し圧力は残存するとみられるが、一方で、FRBによる利上げは続く…
みずほ証券チーフ為替ストラテジスト
やまもと・まさふみ/中央銀行や内外金融機関での勤務経験を基に、グローバルな視点から為替市場を分析・予測する。日銀で外為市場介入取引、為替市場調査、欧州経済・金融市場調査などに従事した後、セルサイドに転出。バークレイズ銀行など外資系金融機関のチーフFXストラテジスト、外為市場リサーチを行う投資助言代理業の代表取締役、マネックス証券でシニアストラテジストを務めた。15年11月より現職。95年国際基督教大学卒業。
2022.8.22
ドル円は7月14日に139.39円と、140円に迫る水準へ急上昇したが、8月2日にかけて130.41円へと6.4%も急落しており、既に下落トレンドに入ったとの見方も出ている。目先、ドル円への下押し圧力は残存するとみられるが、一方で、FRBによる利上げは続く…
2022.7.25
7月14日、ユーロドルは一時0.9952と、パリティを明確に割り込み、02年12月以来の低水準となった。ユーロ安が進んだ背景には、米独金利差、天然ガス供給不安、イタリアへの懸念、経常収支の赤字化など多岐にわたる。ユーロ安の先行きを俯瞰するため…
2022.6.14
ドル円は6月13日に一時135円台を突破。米連邦準備制度理事会(FRB)が、23年にフェデラル・ファンド(FF)金利を3%へ引き上げると、ドル円は138円へ上昇し、140円を付ける可能性も高まろう。テクニカル分析によると、02年の高値を上抜けた次の節目…
2022.5.6
G20、G7財務相・中銀総裁会議および21日の日米財務相会談では、円安懸念を国際社会も共有するというメッセージが出されなかった。しかし22日に円買い介入に関する報道がなされると、ドル円は小幅下落(円は上昇)した。日米両政府が円買い協調介入…
2022.4.4
22年1-3月期は、ウクライナ情勢の緊迫化などでユーロのアンダーパフォーマンスが目立ったが、4-6月期にはウクライナとロシアの停戦合意も期待される。またインフレ加速を背景に世界の金融政策は利上げ加速も期待されている。為替市場分析の第一人者…
2022.3.7
ウクライナ情勢は、2月24日のロシアによるウクライナ軍事侵攻開始により一段と深刻化した。市場関係者の多くは、ウクライナの首都キエフでの市街戦や長期化を想定しておらず、これほど厳しい対ロ経済制裁が実施されるともみていなかった。ロシアに…
2022.2.7
ロシアがウクライナ国境に10万人規模の兵力を集結させたことで、ウクライナ情勢が緊迫化している。ロシアと欧米諸国の間で交渉が続けられているが、合意の兆しは見られていない。ロシアによるクリミア併合などの過去を振り返ることで、ウクライナ情…
2022.1.17
パウエルFRB議長は、昨年12月FOMC後の会見で、「前回のバランスシート縮小時の手法は今回のケースには最善ではないかもしれない」と発言。今年1月11日の再任指名に関する公聴会では、22年後半のバランスシート縮小開始の可能性が高いと証言し、今回…
2021.12.13
ドル円は、米中期金利の上昇を受けて、11月24日に115円台半ばへ大きく上昇した。しかし、その後のドル円は上昇が一服し、上値の重い展開となっている。2022年のドル円相場を検討するうえで重要と思われる5つの注目点を指摘し、米国の金融政策や労働…
2021.11.5
為替市場では、原油価格の高騰が続いていることから、原油輸入国である日本の貿易収支が悪化し、円安につながるとの見方も広がっている。ただ、原油価格の上昇は、インフレ期待などを通じて米金利の上昇につながり、ドル高を促す効果もあるだろう。…
2021.10.6
今年7-9月期は、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨が下落したほか、ユーロも軟調だったが、ドルは横ばい圏で推移した。中国発の信用不安、インフレ、金融政策の正常化、そしてコロナが為替相場に多大な影響を及ぼした。10-12月期の景気、金融政策…
2021.9.7
日本では遅くとも11月28日までに、ドイツでは9月26日にそれぞれ総選挙が予定されている。短期的には、両国の総選挙の結果が、為替相場に影響する可能性がある。選挙結果が為替相場に与える一般的な経路(チャネル)を3つとりあげ、日独両国の総選挙…
2021.8.10
6月以降のドル、ユーロ、豪ドルは、三者三様の動き。各国金融政策は、緩和一辺倒だった昨年と違、次のアクションが視野に入ってきた。著名ストラテジストが、米、ユーロ圏、オーストラリア各国の金融政策の動きを整理し、今後予想される金利の動き…
2021.7.13
4-6月期は、ドルが5月にかけて対欧州通貨を中心に反落したが、6月に米連邦公開市場委員会(FOMC)でタカ派のサプライズがあったことから、ドルは再び上昇する展開となっている。7-9月期の為替市場を見極めるうえで重要と思われる4つの焦点を紹介し…
2021.6.21
6月15、16日に開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)で公表された経済見通しでは、2023年末時点の政策金利見通しが、2回の利上げに引き上げられ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、債券買い入れペースの鈍化(いわゆるテーパリング)に…
2021.5.24
市場では、米連邦準備理事会(FRB)が2021年後半にもテーパリング開始に関する議論を始め、2022年初めに量的緩和の縮小(テーパリング)を開始するとの見方が強まっている。米国では年後半に集団免疫を獲得する見込みであるほか、バイデン政権によ…
2021.5.3
1-3月期の為替市場では、米国の大規模財政出動期待を受けた米長期金利の上昇により、ドル円が大きく反発した。ただ4月に入り、ドル円はバイデノミクスが端境期に入ったことなどで伸び悩んでいる。一方、ユーロは対ドルで4月に入り反発しているが、…
2021.3.18
日銀は3月18~19日の金融政策決定会合後に、金融緩和を実施していくための「点検」結果を公表する。市場はイールドカーブのスティープ化促進、ETF買い入れの柔軟化、マイナス金利政策の副作用軽減措置を、政策変更の内容として期待しているようだ。…
2021.2.12
世界経済は総じて、コロナショック直後の想定を大きく上回る回復を続けている。こうした中、米国でもFRB高官が債券買入れの縮小(テーパリング)開始の可能性を示唆した。諸々の観測から、年後半には市場でFRBによるテーパリング期待が高まる可能性…
2021.1.22
ドル円は今年1月6日に一時102.59円へと下落した。ドル円下落は、円高局面と認識されがちだが、日銀が算出する貿易加重平均の円相場をみると、実は円安となっている。つまりドル円の下落は、円高ではなくドル安によるものだ。しかし実際のところ、こ…
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