
2023.9.19
植田総裁のタカ派発言でも進む「円安」、日銀の為替への“神通力”は低下したのか
日本銀行の植田和男総裁は、読売新聞とのインタビューにて、マイナス金利を年末までに解除する可能性を言及した。同発言が広がった当初は円高の動きがみられたが、その後は、一転して円安の動きが継続。為替市場に対する日銀の影響力が低下したかの…
みずほ証券チーフ為替ストラテジスト
やまもと・まさふみ/中央銀行や内外金融機関での勤務経験を基に、グローバルな視点から為替市場を分析・予測する。日銀で外為市場介入取引、為替市場調査、欧州経済・金融市場調査などに従事した後、セルサイドに転出。バークレイズ銀行など外資系金融機関のチーフFXストラテジスト、外為市場リサーチを行う投資助言代理業の代表取締役、マネックス証券でシニアストラテジストを務めた。15年11月より現職。95年国際基督教大学卒業。
2023.9.19
日本銀行の植田和男総裁は、読売新聞とのインタビューにて、マイナス金利を年末までに解除する可能性を言及した。同発言が広がった当初は円高の動きがみられたが、その後は、一転して円安の動きが継続。為替市場に対する日銀の影響力が低下したかの…
2023.8.21
7月28日の日本銀行・金融政策決定会合では、イールドカーブコントロール(YCC)政策が修正され、日本の10年金利の事実上の許容上限水準が0.5%から1.0%へ引き上げられたが、ドル円は下がらず、むしろ上がった。日銀が昨年12月にサプライズ的に金融…
2023.7.25
7~9月期の主要通貨では、各国金融政策スタンスの違いが引き続き注目される。7~9月期に利上げが終了し、打ち止め感が広がるのかが通貨パフォーマンスに影響を与えるだろう。為替アナリストのベテランが、主要国中銀の金融政策の先行きを整理すると…
2023.6.19
ドル円は141円台へ上昇したことで、以前は主流とみられていたドル安円高予想に代わり、150円方向へ再び上昇するとみる向きが増えてきた。こうした見方に反して、依然としてドル安円高を予想する筆者が、米国経済・インフレなど“円安派”が指摘する…
2023.5.22
ドル円は年初来安値の127円台から138円台に回復しているが、総じてみると今年は130-135円を中心とした方向感に欠ける展開が続いている。複数の要因が強弱どちらにも解釈できる「どっち付かず」の状態が続いているためと考えられる。ドル円が方向感…
2023.4.18
ドル円が年末にかけて120円に向かって下落する確率は高まったかのように思われたが、植田新日銀総裁の就任演説や、最近の米経済指標をうけ、ドル円が下落しない可能性が従来より高まっている。ドル円のリスクシナリオとして「140円」に向かう可能性…
2023.3.20
突然の米銀破綻は、米国の追加利上げ期待を後退させ、為替市場では円買いが進んだ。日銀では4月に正副総裁が交代し、金融政策の追加修正期待も高まり、さらなる円買いを見込む声も広がりつつある。日銀の金融政策追加修正や、円高進展が続く可能性…
2023.3.1
1月16日に127.23円へ下落したドル円は、2月に上昇を続け、2月下旬には136円台半ばと、日銀による金融政策修正の直前の水準である137円台に迫った。今後もドル買いの動きが続く可能性と、一転してドル安・円高の動きが強まるリスクを大胆に指摘する…
2023.1.30
日銀は、1月18日の金融政策決定会合にて、金融政策の現状維持を決定。市場では、1月の会合で、金融政策がさらに修正されるとの期待が高まっていたこともあり、ドル円は一時131.58円へと急騰した。しかし、市場では、いずれ日銀が、イールドカーブコ…
2022.12.26
2022年はドル独歩高だったが、2023年は既に始まっているドル反落が加速し、ドル全面安の年となるとみる。著名通貨ストラテジストが、ドル、円、ユーロ、豪ドルといった主要通貨の2023年見通しを景気、インフレ、そして金融政策といった観点から明快…
2022.11.30
ドル円相場は、10月21日に152円近辺までへ急上昇したが、その後の日本政府・当局によるドル売り円買い介入で下落。あたかも介入でドル高円安が終わったかに見える。しかし、年初から独歩高だったドル相場は、9月下旬あたりから変調を見せていた。ド…
2022.10.24
11月8日に米中間選挙が予定されている。現時点の米政府は、大統領と上下両院の政党が一致する「統合政府」の状態だが、米中間選挙で、上院の下院の両方、あるいは上院/下院のいずれかで共和党が過半数の議席を獲得すると、大統領と議会両院、ある…
2022.9.26
政府・日銀は9月22日、24年ぶりとなるドル売り円買い介入に踏み切った。ドル円は、サプライズ介入もあって一時140円台前半に急落した。ここまで円安が進んだ背景をファンダメンタルズの点で整理するとともに、過去の政府・日銀による為替介入の規模…
2022.8.22
ドル円は7月14日に139.39円と、140円に迫る水準へ急上昇したが、8月2日にかけて130.41円へと6.4%も急落しており、既に下落トレンドに入ったとの見方も出ている。目先、ドル円への下押し圧力は残存するとみられるが、一方で、FRBによる利上げは続く…
2022.7.25
7月14日、ユーロドルは一時0.9952と、パリティを明確に割り込み、02年12月以来の低水準となった。ユーロ安が進んだ背景には、米独金利差、天然ガス供給不安、イタリアへの懸念、経常収支の赤字化など多岐にわたる。ユーロ安の先行きを俯瞰するため…
2022.6.14
ドル円は6月13日に一時135円台を突破。米連邦準備制度理事会(FRB)が、23年にフェデラル・ファンド(FF)金利を3%へ引き上げると、ドル円は138円へ上昇し、140円を付ける可能性も高まろう。テクニカル分析によると、02年の高値を上抜けた次の節目…
2022.5.6
G20、G7財務相・中銀総裁会議および21日の日米財務相会談では、円安懸念を国際社会も共有するというメッセージが出されなかった。しかし22日に円買い介入に関する報道がなされると、ドル円は小幅下落(円は上昇)した。日米両政府が円買い協調介入…
2022.4.4
22年1-3月期は、ウクライナ情勢の緊迫化などでユーロのアンダーパフォーマンスが目立ったが、4-6月期にはウクライナとロシアの停戦合意も期待される。またインフレ加速を背景に世界の金融政策は利上げ加速も期待されている。為替市場分析の第一人者…
2022.3.7
ウクライナ情勢は、2月24日のロシアによるウクライナ軍事侵攻開始により一段と深刻化した。市場関係者の多くは、ウクライナの首都キエフでの市街戦や長期化を想定しておらず、これほど厳しい対ロ経済制裁が実施されるともみていなかった。ロシアに…
2022.2.7
ロシアがウクライナ国境に10万人規模の兵力を集結させたことで、ウクライナ情勢が緊迫化している。ロシアと欧米諸国の間で交渉が続けられているが、合意の兆しは見られていない。ロシアによるクリミア併合などの過去を振り返ることで、ウクライナ情…
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