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胃薬が糖尿病のリスクを高める?

 日本を含め世界各国で広く使われているプロトンポンプ阻害薬(PPI)という胃酸分泌抑制薬が、2型糖尿病のリスクを高めているかもしれない。その可能性を示唆する研究結果が報告された。米国人20万人以上を長期間追跡したデータを解析したところ、PPI服用者の2型糖尿病発症率が有意に高かったという。研究の詳細は、「Gut」9月28日オンライン版に掲載された。

 PPIは、胃潰瘍や胃食道逆流症などの治療に広く使われている。また、心血管疾患の予防のためにアスピリンなどの抗血小板薬を服用している人や、慢性疼痛のためにNSAIDsという痛み止めを服用している人に対し、胃潰瘍を防ぐ目的で併用され、しばしば長期間継続的な服用が必要になる。世界のPPIの使用量は、全ての薬での上位10位以内に入る。