白川 司
中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5月28日に閉幕した。新型コロナの感染拡大を受けて開催時期を延期しただけでなく、例年発表してきた経済成長目標も出さない、異例ずくめとなった。そして今回、掲げられた政策の中身からは、一党独裁体制の崩壊の前兆が垣間見えてくる。

新型コロナ感染症対策の在宅勤務を迫られる中、長時間のビデオ会議にへきえきとしているビジネスパーソンも少なくないだろう。ただでさえ、長時間の無駄な会議が多い日本企業。その理由のひとつに、議論の妨げとなる日本語の特質がある。では、どうすれば有益な議論を行うことができるのか。そのための6つの方法をお伝えしたい。

新型コロナの「犯人説」を巡り、米中双方が批判合戦を繰り広げている。感染拡大の収束後、果たして米中対立はどうなるのか。

新型コロナウイルスの対応を巡り、WHO(世界保健機関)のテドロス・アダノム事務局長への批判の声が高まっている。中国をあからさまに擁護するような発言や、テドロス氏の出身国であるエチオピアと中国との親密な関係などから、テドロス氏を中国の傀儡(かいらい)と批判する声も上がる。今年3月にようやく「パンデミック(世界的な大流行)」の可能性を認めた背景には何があったのか。

日本の中高生たちに「好きなアイドルは誰か」と聞けば、もしかしたら日本より韓国のアイドル名を挙げる人のほうが多いかもしれない。かつて山口百恵、ピンク・レディー、松田聖子などが登場した1970~80年代のアイドル全盛期と今は何が違うのか。K-POPアイドルはなぜ日本の若者たちを熱狂させることができるのだろうか。

今年2月にハリウッドで行われたアカデミー賞の授賞式で、韓国映画の『パラサイト――半地下の家族』が、外国語映画で初となる作品賞を受賞した。昨年にはカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールも受賞している。日本映画界の低迷とは対照的に、なぜ韓国映画の世界的な評価は高まっているのだろうか。

昨年5月のカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した『パラサイト――半地下の家族』が、日本でも1月から公開中だ。韓国映画では初めてとなるパルムドール受賞作。韓国の富裕層と貧困層の2つの家族を中心としたエンターテイメントの傑作だ。この作品が映し出す韓国の格差社会の現実と課題はどのようなものか。

人気K-POPアイドルグループだったKARAのク・ハラの自殺から、韓国芸能人の自殺に対する関心が高まっている。彼女が自殺する数日前に、私は「韓国芸能界でアイドルの自殺が相次ぐ理由、BTS・KARAは大丈夫か」という一文をダイヤモンド・オンラインに寄稿していたのだが、彼女の自殺をきっかけにかなりの方に読んでいただき、テレビ取材の申し込みなどが複数あり、この問題への関心の高さを痛感した。そこで、今回は芸能界のみならず、韓国全体の自殺の多さの原因を探っていく。

今年10月14日、韓国の人気女性アイドルグループ「f(X)」の元メンバーで歌手・女優のソルリ(25)がソウル近郊にある自宅で死亡しているのが見つかった。警察は自殺と断じた。彼女の自殺はネットメディアを中心に日本でも大きく取り上げられた。
