白川 司

評論家、翻訳家、千代田区議会議員

しらかわ・つかさ/評論家、翻訳家、千代田区議会議員。国際政治からアイドル論まで幅広いフィールドで活躍し、海外メディアや論文などの情報を駆使した国際情勢の分析に定評がある。近著に『14歳からのアイドル論』(青林堂)。また、foomii配信のメルマガ「マスコミに騙されないための国際政治入門」が好評を博している。近著に『日本学術会議の研究』(ワック)。

インドで「中国・ロシア離れ」がじわり進む、裏で日本が果たした大役とは
白川 司
11月8日、インドのジャイシャンカル外相がロシアのラブロフ外相とモスクワで会談して、ロシアが停戦交渉を再開するように促した。9月にはモディ首相がプーチン大統領との会談で「いまは戦争の時ではない」と述べている。表向きの理由はウクライナ戦争が「グローバルサウス(非先進国)」の経済にかなりの悪影響を与えていることであるが、その裏にはインドは当初のロシア寄りの立場から、少しずつ批判的な立場にシフトしてきていることは見逃せない。
インドで「中国・ロシア離れ」がじわり進む、裏で日本が果たした大役とは
「始皇帝」を目指す習近平が、台湾併合にこだわる“本当の理由”とは
白川 司
中国人学者の蔡霞(さいか)氏が米外交誌の『フォーリン・アフェアーズ・レポート(Foreign Affairs Report)』誌9・10月号に発表した論文「習近平の弱点」が話題になっている。蔡霞氏は1965年生まれの中国共産党中央党校の元教授で、近年まで習近平指導部の教育部門中枢にいて中国共産党の思想的なバックグラウンドを支えてきた政治理論研究者だ。
「始皇帝」を目指す習近平が、台湾併合にこだわる“本当の理由”とは
「中国経済の停滞」に拍車をかける習近平、それでも個人崇拝が高まる理由
白川 司
2022年10月、第20回になる中国共産党全国代表大会が行われた。ここで習近平国家総書記・国家主席(以下、習主席)は異例の3期目を決めて、政治の要となる中央政治局常務委員も習派と実質的な習派が多数派になる勢いだ。
「中国経済の停滞」に拍車をかける習近平、それでも個人崇拝が高まる理由
中国“一帯一路”失敗だけではない、「バブル崩壊が間近」の理由
白川 司
今年4月、中国の河南省や安徽省にある村鎮銀行で預金が引き出せなくなる取り付け騒ぎが起こり、抗議デモが頻発した。地方政府は中央政府の掲げる経済成長目標を達成するために無理を重ねて投資を拡大させてきたが、ここに来てそのほころびがついに表面化し始めたのである。
中国“一帯一路”失敗だけではない、「バブル崩壊が間近」の理由
中国「一帯一路」失敗の象徴…親中だったパキスタンが米国に急接近する理由
白川 司
アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官が、9月26日に首都ワシントンでパキスタン外相のビラーワル・ブットー・ザルダリ氏と会談した。ブリンケン国務長官は洪水による被害を受けたパキスタンへの支援を約束すると同時に、中国に対してもパキスタンが負っている債務を軽減するように呼びかけている。
中国「一帯一路」失敗の象徴…親中だったパキスタンが米国に急接近する理由
「不況になったらクビ」はもう限界?米国企業で“雇用の日本化”が進む理由
白川 司
総務省の発表では、日本の失業率は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の2019年が2.4%、パンデミックに入った2020年と2021年が2.8%とさほど上がっておらず、2022年7月は2.6%とパンデミック前の水準に戻りつつある。
「不況になったらクビ」はもう限界?米国企業で“雇用の日本化”が進む理由
「中国の水問題」が危機的状況、世界的な食糧不足や移民増加の可能性も
白川 司
中国を代表する大河である長江の沿岸地域の住民と農作物・家畜が大干ばつによる影響を受けている。長江沿岸は中国では水の豊かな地域であるが、例年にない熱波もあいまって中下流地域の大部分で水不足が発生しており、本来は雨の多い9月に入っても安徽省、湖北省、湖南省、江西省などで干ばつが進む見通しだという。
「中国の水問題」が危機的状況、世界的な食糧不足や移民増加の可能性も
中国・習近平がもくろむ「世界分断計画」の現実味、日本がやるべきことは?
白川 司
8月16日、中国の李克強首相が広東省深センを視察したときに発した言葉が物議を醸している。李氏は「中国の開放はまだ引き続き進めなければならない。黄河と長江は逆流しない」と述べて、鄧小平氏(故人)の改革開放路線の保持を訴えて、対米強硬と内製化に傾く習近平国家主席を批判したのではないかと憶測を呼んでいるのである。政権内で習主席に対する風当たりが強まっていることがうかがえる。
中国・習近平がもくろむ「世界分断計画」の現実味、日本がやるべきことは?
ロシアへの経済制裁強化では「終戦できない」理由、日本が取るべき対応とは
白川 司
7月27日、ロシアがドイツ向けの天然ガスパイプラインである「ノルドストリーム」のガス流量を40%から20%に半減させると発表した。この発表を受けて、ヨーロッパの天然ガス価格が8%以上も急騰して1メガワット220ユーロ(約3万円)に達している。
ロシアへの経済制裁強化では「終戦できない」理由、日本が取るべき対応とは
NiziUが日韓で苦戦の理由、TWICEと成否分けた「ポジショニング戦略」の差
白川 司
最近、日本のK-POPファンの間で話題になった動画がある。5月14日に投稿された韓国ガールズグループLE SSERAFIM(ルセラフィム)のYouTube動画だが、そこで元HKT48で現在は同グループに所属している宮脇咲良が、韓国人メンバーに嘲笑されているのではないかとうわさされている。
NiziUが日韓で苦戦の理由、TWICEと成否分けた「ポジショニング戦略」の差
「フィンランド式教育」は日本に必要か?本国は数学力低下の深刻な事態
白川 司
フィンランドは日本人には人気のある国だろう。森と湖のイメージや、テレビアニメにもなったトーベ・ヤンソン作の『ムーミン』、マリメッコなどのファッションやイッタラの食器、アルテックの家具など、北欧デザインの発信地として、特に女性に人気が高いようだ。このフィンランドのイメージの高さに貢献したのは、なんといっても「教育先進国」としての評価の高さだろう。
「フィンランド式教育」は日本に必要か?本国は数学力低下の深刻な事態
中国政府が「固定資産税」導入で、高まる権力闘争リスク
白川 司
新華社通信によれば、中国の全人代(全国人民代表大会)の常務委員会が10月23日に、日本の固定資産税に当たる「不動産税」を一部の都市で試験的に導入することを決定した。とりあえず試験期間を5年とって様子を見るとしている。
中国政府が「固定資産税」導入で、高まる権力闘争リスク
「岸田新政権の安全保障政策」に求められる2つの重要課題とは
白川 司
100代総理大臣に岸田文雄氏が就任することが決まった。今回の自民党総裁選は近年にない盛り上がりを見せ、候補それぞれのキャラクターだけではなく、政策論争にも注目が集まり、SNSなどでもその評価について熱い論戦が繰り広げられ、それぞれの人たちが推す候補、あるいは評価しない候補について大量の書き込みがされた。
「岸田新政権の安全保障政策」に求められる2つの重要課題とは
「中国激怒」の日米共同声明、それでも台湾を守る理由とは
白川 司
日米両政府は首脳会談の共同声明で「台湾海峡の平和と安定の重要性」を明記した。中国の猛反発が必至の台湾問題を盛り込んだ背景には何があったのか。
「中国激怒」の日米共同声明、それでも台湾を守る理由とは
「ボカロ世代」に伝えたい、今こそ中森明菜を聞くべき理由
白川 司
最近、1980年代前後の日本の歌謡曲の人気が海外で高まっているという。当時はアイドル全盛期で、人気の双璧といえば松田聖子と中森明菜だった。アイドルの王道を歩んでいた松田聖子に対し、後からデビューした中森明菜はなぜあれほどの人気を勝ち得たのか。
「ボカロ世代」に伝えたい、今こそ中森明菜を聞くべき理由
「K-POP全盛」のアイドル市場で、AKB48の人気が底堅い理由
白川 司
日本のアイドル市場においてK-POPの人気が高まる一方で、国民的アイドルグループのAKB48も圧倒的な存在感を示し続けている。アイドルのビジネスを変えたAKB48の特異性とは何だったのか。
「K-POP全盛」のアイドル市場で、AKB48の人気が底堅い理由
「NiziU」が早くも試練、人気復活に必要な戦略とは
白川 司
2020年12月2日に鳴り物入りでデビューしたガールズグループ「NiziU」だが、早くも失速しつつある。かつての人気を取り戻すために見直すべき戦略とは。
「NiziU」が早くも試練、人気復活に必要な戦略とは
「バイデン大統領誕生」に貢献したSNSが抱える深刻な問題とは
白川 司
ドナルド・トランプ大統領が大統領選での敗北を認めない中、12月14日の選挙人投票でジョー・バイデン前副大統領が過半数を上回り、次期大統領に就任することが確定した。前回と今回の大統領選で大きな役割を果たしたのは、フェイスブックやツイッターなどのSNSだ。だが、SNSが自由な言論の場として成長するとともに、深刻な課題も浮き彫りになりつつある。
「バイデン大統領誕生」に貢献したSNSが抱える深刻な問題とは
トランプ大統領の中東外交を、あえて評価したい理由
白川 司
2018年5月、トランプ大統領がイラン核合意からの離脱を宣言したとき、アメリカ政府は世界中の批判を浴びた。だが、各社の論調を見る限り、その意味を正確に把握できていたメディアは少なかった。
トランプ大統領の中東外交を、あえて評価したい理由
スマホ世代こそ「万年筆」を絶対に使うべき理由
白川 司
あまり知られていないが9月23日は「万年筆の日」だ。211年前の9月23日、英国で万年筆の原型となったペンが発明されたことから制定された。今やパソコンやスマホの普及により、手書きで文章を書く機会は減っている。まして、わざわざ万年筆を使う人など、極めて限られている。だが、万年筆には使う楽しみとともに、意外な効用もあるのだ。
スマホ世代こそ「万年筆」を絶対に使うべき理由
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