「企業の強み・思い」と「生活者の本音」を重ねていくと、そこには必ず「答え」があります。いい商品・サービスをつくれば必ず売れるわけではありません。たった1つの図を使って、問題を解決する力を身につけていきましょう。新刊『問題解決ドリル 世界一シンプルな思考トレーニング』より、「缶つま」のケースを紹介します。

本連載は、Q&A方式で展開します。1ページ目:質問、ヒント、2ページ目:答え、重ねる技術、企業の強み・思い、生活者の本音、重なりの発見の解説を順に掲載。

「企業の強み・思い」――自社では気づいていない独自性やポテンシャルを発見しましょう。また、社内の常識が邪魔をしてやりたいことができていない本来の思いを再発見することが大切です。
「生活者の本音」――生活者は言葉にしていないだけで、実はまだ満たされていない欲求があります。その不安や不満を発見しましょう。

上記をたよりに、質問からそれぞれを考えてみてください。2つを重ねていくことで、答えが導かれます。求められる答えは、2ページ目冒頭の画像をクリックすれば表示され、問題解決のポイントをあわせて読むと、より理解が深まります。

質問

 食品メーカーや食品卸は、商品の低価格化と、コンビニ、スーパーなどの流通の力が強くなっていることで利益を出しづらい構造に悩まされています。

 そんななか、特に差別化がしづらかった缶詰マーケットで、食品卸の国分グループ本社が発売した「缶つま」シリーズは、工場のラインの設備投資をせず、中身も大きく変えることなく新しい缶詰需要を生むことに成功し、2014年には売上が20億円に迫る勢いで成長していました。

 中身を変えずに、何を変えたことで、国分は新しい需要をつくることができたのでしょうか。

ヒント

 缶詰はどういうシーンで食べるのか?