この2冊がおすすめ

 そんなときにおすすめなのが、『図解家庭菜園ビックリ教室』(農山漁村文化協会)、『EMでいきいき家庭菜園』(EM研究所)の2冊です。

 一気に両方読もうとせず、まずはどちらか1冊をとことん読んでみましょう。

 ちなみに、『図解家庭菜園ビックリ教室』は、栽培本としては異例の発行部数10万部を突破。初版が1994年ですが、今も増刷を重ねています。
 それだけ時代に色あせていないということでしょう。

 私は、偶然図書館で出合って、内容がいいと思って書店で購入しました。
 いろいろな野菜が載っていますので、少量多品種を目指す身としても助かりました。

「トマトは寝かせて植えたほうが茎からも根が出てきて丈夫に育つ」など、今でも使っている技術が満載です。

 私自身もそうでしたが、一度に何冊も手を出すと、いいとこどりをしているつもりでも、自分に都合よく解釈しているだけで、たいてい失敗するものです。

加工と直売で
天と地の差がつく

 そして大事なのが、「農」以外の加工技術や直売技術
ここを押さえているかどうかで、天と地の差がつきます。

 フェイスブックなどを見ながら、いろいろなイベントに参加するのもいいでしょう。
 イベントのやり方などを身につけておけば、起農後、大きな強みになります。
 いざ、「小さい農」がスタートしてしまうと、なかなか外に学びに出る時間がないので、就農する前にやっておきましょう。