図解でわかる!
申告書の記入の流れ
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ここでは申告書Aを例にとって説明します。隣の図を拡大してご覧ください。
申告書Aは第一表と第二表の2枚に分かれています(申告書Bもそうです)。一般的に、書類は1枚目から書き始めるものですが、申告書は第二表から書き始めるのが原則です。
第二表に書き込むのは、所得の内訳、住民税に関すること。そして、配偶者控除や生命保険料控除といった所得控除についての数字です。これらを、所得や出費がわかる書類(源泉徴収票や控除証明書など)を見ながら書き写したり、計算したりしていきます。
第一表には、第二表で記入、計算したものの中から、自分の申告に必要な該当項目を抜粋して転記していきます。
申告書は第一表、第二表ともに、左上から順を追って記入していけば完成するつくりになっています。申告書の左上の「収入金額等」「所得金額」で所得金額を計算し、左下の「所得から差し引かれる金額」で所得控除額を、右上の「税金の計算」で税額控除等を計算。最終的に税額が算出されます。
この税額(=申告書の「所得税及び復興特別所得税の申告納税額」欄)が赤字なら還付金が戻り、黒字なら税金を納めることになります。
次回は税金を少なくして、多く取り戻すためのポイントについて取り上げます。