外資系コンサルティングファームのマネジャーであり、月間20万PV超のビジネスブログ「Outward Matrix」の運営者でもある20代の若手コンサルタントShin氏の処女作『コピー1枚すらとれなかったぼくの評価を1年で激変させた 7つの仕事術』が発売となる。本書のタイトルにあるように、もともとド落ちこぼれだったShin氏(落ちこぼれ時代のエピソードは、連載第1回をご参考ください)。彼はいったいどうやって、たった1年で外資系コンサルティングファームのマネジャーにまで上り詰めたのか――。急成長を遂げる過程で、考えたこと、学んだこと、そして実践してきたノウハウについて、Shin氏に教えていただいた。

達成できないのは「必要な行動」がわからないから

 以前の記事で、正しい目標設定について「定量化(数値化)」することが大切だとお伝えしました。ただし、どんなにすばらしいゴールを掲げても、そのために何をすべきかわからなければ、結局何もせずに終わってしまいます。

 ですから、定量化して終わるのではなく、それを達成するために具体的には何をすればいいのか「アクション(行動)を定義すること」が重要になってくるわけです。たとえば、「TOEICで900点以上を取る」という定量化した目標の「アクション」を考えてみましょう。

 アクションに落とし込むときに必要なのは、なるべく細分化して考えることです。「TOEICのスコアを上げたい」という場合には、TOEICの点数を上げるための要素を洗い出します。TOEICの結果を上げるには、「TOEIC試験に対する慣れ」と「英語力そのもの」が必要です。そして、TOEIC試験に慣れるためには、次のような行動が挙げられます。

・TOEICの解き方を丁寧に解説している参考書を1日20ページ読む
・TOEICの模擬問題集を購入し、毎週1回解く
・TOEICの本試験を毎月1回受験する 

 「英語力」については、TOEICの構成は、大きく分けてリスニングパートとリーディングパート、文法パートですから、その3つそれぞれのアクションを考えます。たとえば、リスニングパートのスコアを向上させる方法としては、下記が考えられます。

・毎晩10分だけリスニングパートの問題を解く
・気分転換に映画やドラマを見るときは英語音声のものにする

 リーディングパートでは、次のような施策が考えられます。

・毎日、リーディングパートの問題を1問解く
・毎月、簡単な英語の小説を1冊読破する 

 また、文法パートでは、次のような方法が考えられるでしょう。

・文法を一気に学べる参考書を購入し、毎日5ページずつ進める
・2週間に一度、有料のTOEIC文法講座に参加する 
 
 このようにして、詳細な行動にまで落とし込むことではじめて、目標を達成する準備が整うのです。

 もし、目標を立てるだけで終わってしまっていて結果につながらない場合は、「徹底的に行動に落とし込む」ことを意識してみましょう。これだけで、目標の達成度は大きく変わってくるはずです。