「もう二度と立ち上がれないかな」と思っても、必ず時間は解決する。2週間の時もあるし、半年の時もある。3年の時もあるけど、かならず時間は解決してくれる。時は人を癒す。ポジティブシンキングとは、過去を「編集」する力である。人は、都合のよいことは覚えていて嫌なことは忘れるものだ。
1年半の浪人生活を通して僕はひたすら人が「生きる」ということについて考えてきた。「生きる」とは、生存することではない。創造することである。
人が「想像」しうる限りのことは、「創造」しうる。人が生きるとは「想像」と「創造」のサイクルを繰り返すということである。それがスムーズにできる社会が良い社会なのだ。僕が考える幸福な社会とは「個人の創造の可能性に対し、適切なエネルギーが供給される社会」である。
モノがあふれ、カネの信用が瓦解し、人のキズナが揺らぎつつあるこの世界において、僕は、人が真に「生きる」ことのできる社会インフラを創造したい。そして身近な人の可能性を見いだし、その成長に貢献してゆきたい。
それがこの連載を始めた、真の動機である。全8回の短い内容だったが、何か一つでも読者の役に立てることがあれば大変嬉しい。
最後まで連載を粘り強く読んで頂いた皆様には深く感謝致します。
※先週の「頭が良いの定義は変わる」で取り上げた「anan」ですが、正確な情報源から収益についてご指摘を頂き、訂正致しました。ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。
※この連載は、慶應義塾高等高校でのゼミ授業の内容に加筆して作成したものです。お世話になりました先生・生徒、および関係者にここで深く御礼申し上げます。
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