【体にいい食べ物1】オリーブオイル
――糖質に加えるだけで血糖値の上昇を抑えられる

「体にいい」と推奨されたものが、「実は害があった」とあとからわかることがよくあります。マーガリンなど、とくに脂質においてたびたびそういうことが起きます。

 その中で、オリーブオイルについては、ほぼ100%「いいもの」と考えていいでしょう。パンやパスタなどの糖質にオリーブオイルを加えることで、血糖値の上昇が抑えられることも信頼のおける医学誌「European Journal of Clinical Nutrition」で発表されています。

 そのままスプーンに1杯飲んでもいいですし、さまざまな料理の調味料としてオリーブオイルを積極的に使ってください。

 ただ、その品質にはこだわる必要があります。エキストラバージンオリーブオイルのみをOKとしましょう。

 また、原産地から船便で運ばれている間に温度変化にもさらされます。できるだけ信頼のおける店で、新しいものを購入しましょう。オリーブオイルをたくさんとる地中海ダイエットは、長寿食としても報告されています。

【体にいい食べ物2】ナッツ
――無塩・無添加ならDNAに適した自然な食材

 クルミ、アーモンド、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ……ナッツ類にはビタミン、ミネラル、食物繊維、不飽和脂肪酸など体にいい成分が詰まっています。糖尿病や心疾患をはじめ、さまざまな病気を予防し長生きできる食べものと言えます。

 縄文人も常食していたはずですから、ナッツを大いに食べましょう。小腹が空いたときのために、デスクの引き出しに常備しておくといいでしょう。いま、コンビニでもナッツ類は簡単に手に入ります。ただ、多くが塩味のついたもので、食べ過ぎれば塩分の過剰摂取になりますから、なるべく無塩のものを選んでください。

 また、原産地にも注意が必要です。ナッツ類の多くが、アメリカ、インド、中国などから輸入されたものです。いいかげんな管理をしていればカビが生えるし、逆に防かび剤などの体に悪い添加物をたくさん使っているものもあります。

 商品の裏に輸入国が表示されていますから、自分の目でじっくり確認し、納得できるものを口にしましょう。