「粗利益って何?」と言った
女性社長が激変!
オフィス向けに観葉植物のレンタルをしている株式会社喜芳園(東京都)の下田あかね社長は、
「粗利益って何?どうして利益にたくさんの種類があるの?」
というレベルです。
当然、会社は赤字です。
それまでつぶれなかったのは運がよかったからとしか言いようがない。
中小企業は、このレベルの社長がめずらしくありません。
社長がこうですから、幹部や一般社員はなおさら数字に無頓着です。
そのため利益を無視して平気で安売りしたり、非効率な仕事の進め方をしたりする。
これが中小企業の実態です。
「自分はもともと数字が苦手。いまからやっても遅い」
「うちの社員はレベルが低い。数字を教えるなんて無理だ」
「数字は人格」というと、多くの社長はこういってサジを投げます。
しかし、本当にそうでしょうか。
おそらく学校時代に習った数学の影響で数字に苦手意識を持つのかもしれませんが、学校で習う数学と経営の数字は、まったく別ものです。
経営判断において難しい計算は不要。
足し算と引き算ができれば十分です。
わけのわからない財務指標を覚える必要もありません。
あれはコンサルタントが自分を賢く見せるためにつくった数字であって、実務では役に立たない。