人気の老人向けケータイ

 去年どころか一昨年になってしまうが、オンラインショップで電卓のようにシンプルな老人向け携帯電話が飛ぶように売れた。中高年の間で口コミで広まったためだが、実際に購入したのは中高年自身ではなく、若いネット世代が親孝行として捜して買ってあげたのである(その財布は家族の財布ではあるのだが)。

子ども世代もすでに
ネットショッピング予備軍!?

中国の子どももスマートフォンを使い始めた

 一方、子どもに対しては、ノートパソコンのような形状の子ども向け学習機や、防犯機能も備えたシンプルな子ども向けの携帯電話が売れている。またネット世代の親がスマートフォンやiPadをはじめとしたタブレットを購入し遊んだ結果、その親の背中を見た子どもがスマートフォンやタブレットで遊び出しはじめた。

 挙げ句にリッチな家庭の子どもが集まる幼稚園では、スマートフォン・タブレット向けの著名ゲーム「AngryBirds」や「Zombies vs Plants」が園児の間で会話されるようになり、周辺の幼稚園ではそれらゲームのグッズまでが売られるようになった。

シンプルな子ども向けケータイ

 こうした状況であるため、子ども用に、ないしは親子兼用でスマートフォンやタブレットを購入する家庭も登場している。もちろん勢いで買うのではなく、ネットで賢く安く購入するケースも多い。近い将来、ある学校や幼稚園で小学生や園児がノートパソコンをカバンに入れることが当たり前となるようなら、親は全力で、ネットで最良最適の製品を探しだし購入することだろう。

 このように、1年前に比べればBtoCオンラインショッピング利用者が増え、なかでもデジタル製品は利用者が多い。数年前に比べれば、社会人や1児の親になったネット世代がぐっと増えて、親のため子のために店頭でなくオンラインショップでいい物をより安く購入する消費者が増えた。良いモノを良い価格で中国市場にリリースし、なおかつネットでうまくPRすれば、一般向けデジタル製品だけでなく、幼児向けデジタル製品だろうと老人向けデジタル製品だろうと、ネットで売れる時代が到来したのである。

(写真撮影/山谷剛史)