三碧・四緑の部下には
一白の上司が合う理由
たとえば、雷の三碧・風の四緑の部下を持つ上司の9code(ナインコード)は水の一白が理想です。
雷の三碧・風の四緑は行動が早いので、何でも柔軟に対応できる水の一白でないと、部下の行動を把握しきれません。
それに、雷の三碧のとっぴおしもない急なひらめきからの発言に知性を持って対応できるのも、柔軟な思考でデータや経験を基に行動できる水の一白ならではです。
ゆっくりで慎重派の「土性」の人が、素早い行動ありきの「木性」の上司だと、「木性」の社員は、上司の行動の遅さにイライラし、そこから亀裂が生まれてきます。
また、「木性」と相性が良くない「金性」(天の六白・湖の七赤)の人間が上司だと、これもまたやっかいです。
「金性」の人の“どこか冷静で上から目線の言葉”で、自分の言動を否定されると、「自分は必要とされていない」と「木性」の人は感じてしまいがちです。
こうなると、もはや最強の組織づくりどころではありません。
「適当に自分の仕事を片づければいいや」という思想に陥り、営業で言えば、よくてもノルマ達成ぐらいにしかならないでしょう。
上司への報・連・相(報告・連絡・相談)がおっくうで、プラスアルファの成績なんて望めません。
だからこそ、9code(ナインコード)で相性を見て、組織内部の上(上司)と下(部下)の関係を整えることは非常に大切なのです。
上司と部下の関係は、最強の組織を作りにあたっての最重要項目ですから。
ほかの関係性も本書には詳しく書かれています。ご参照いただければと思います。