例えば、以下のような放置状態が狙い目である。

 ・笹薮
 ・細い木が無数に生えている
 ・若干の高低差がある
 ・かつて賃貸した形跡があるが、数年間、放置プレイ
 ・残置物が残っていて撤収が面倒
 ・高齢者が持っている土地で、余命があるうちに手放したいもの

 これくらい、ゆるく放置されているのがいい。

 本当の森林を開拓するのは大変で、行政の許可が必要な場合がある。高低差が激しい土地の開拓も同様だ。この場合、土地が安く買えたとしても、開拓コストが莫大になるので、購入前に必ず調べておこう。

中古戸建が300万円前後で
買える場所がいい

 更地の探し方として、中古住宅が300万円前後で売られている地域は、賃貸がつきやすく、取得価格も安い。

 中古住宅が1000万円以上の地域は、新築アパートの需要がある。

 一方、100万円以下の売家が多い地区は、更地を借りる人間がいない。近隣の産業も停滞している場合が多い。

 もちろん、地域によって価格差があるので、自分の住んでいる場所の相場を考慮しよう。

 この目安からいえば、東京都内の更地賃貸は難しいと思う。土地の坪単価が高いからだ。