たとえばデザインの仕事は、おおまかに言えばこういう工程をたどります。
調べる→手描きのラフを描く→「たたき台」となるラフをパソコンで描く→ カンプを出す→最終カンプ(修正版)を出す
どんなデザインの仕事も、ほぼこの流れに沿っています。もちろんいろんなパターンはあると思いますが、だいたいこんな流れでしょう。
このプロセスを途中で省いて、ろくに調べずに取りかかったり、方向性を決めたりすることなくいきなり細部を考えはじめたりしてしまい、その後の段取りがうまくいかなくなる。そんな例は、実は多いように思います。
ぼくが言いたいのは、あらゆる仕事は細かい部分や対象は違っていても、大きな流れは同じで「ルーティン」である、ということです。
違うように見える仕事も、ぺろっと皮をめくってみると骨格は同じ。仕事の本質は同じです。であれば、段取りもそうそう変わるものではないのです。