書籍紹介

ファイナンスの世界的権威が、数式やグラフ使わずにその基本原理を語り、これから充実した人生を生きるためのノウハウとして教える。ハーバード経営大学院の卒業生に贈られた歴史的名講義が待望の書籍化!

ファイナンスや金融には人間の生き方を変える力がある――価値とリスクを将来にわたって見通すノウハウとしてのファイナンスは、そのまま人生に活かせる!

一見とっつきにくい「ファイナンス」が、人間の本質や人生とどう密接につながっているか。世界の本質をファイナンスの目で見られるようになると、人生はこんなに豊かにできる。
ファイナンスは自分の将来を見つめる力だ!

自身がハーバード経営大学院の卒業生で、ミヒル・A・デサイ教授に直接薫陶を受けた岩瀬大輔さんは、本書に寄せた解説の中で、以下のように語っています。(岩瀬さんは現在、AIAグループ 経営会議メンバー兼グループCDO(チーフデジタルオフィサー)、ライフネット生命保険株式会社 取締役会長)

本書はデサイ教授が専門とする「科学」であるファイナンス分野を、文芸分野の題材とマリアージュしようとする取り組みである。確率論、リスク/リターン、オプション、分散、バリュエーション、プリンシパル-エージェント理論、レバレッジ、倒産。本書を読むと、ファイナンス的な考え方が人間の営みとは無縁ではないどころか、人間らしさ、いや人間臭さそのものを体現することを思い知らされる。

キャリアの選択、家族との関係、恋愛、金の貸し借り。そこでむき出しになる欲望と不安、愛憎。それが増幅されるのが金融の世界である。(中略)

ファイナンス理論をそれなりに理解しているつもりである私が本書を通じて得られたのは、自身が営む保険業と金融業の本質に関する理解を深めたこと、ひいては先述した『人間臭さ』が表象される金融理論を通じて、先人たちが悩み抜いた『生きること』について、あらためて深く考えさせられたことだろうか。」

探偵ハードボイルド小説の名作『マルタの鷹』からは不確実な人生と対処法を。恋愛小説『傲慢と偏見』の女性たちからは、人生のリスク管理の達人的思考を。ギリシャ悲劇は破産と債務超過についての第一級の教科書だ。カズオ・イシグロの『日の名残り』はレバレッジの力と危険性を教えてくれる。

ハーバード・ビジネス・スクールを巣立つ学生たちに語られたファイナンス版ハーバードからの贈り物!
マネーをめぐる教養にあふれた本書をぜひおすすめします。

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