なぜ、ヒカキンは万人に愛される?

 なぜ、ヒカキンは万人に愛される?なぜ、ヒカキンは万人に愛される?もちろん、ヒカキンがYouTube界でトップに上り詰めることができた理由は「継続力」だけではありません。
 その“人間性”にも、人を引きつける力を持っています。

 彼を一言でいうと、「愛情がある」のです。

 ヒカキンの動画をご覧になった方はおわかりになるでしょうが、いつもニコニコして、笑顔を絶やしませんよね。

 昨年放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK総合)で、その理由についてこんなことを言っていました。

「少しでも多くの人がクスっとしてくれたらいい。
 そういう意味で僕も楽しそうじゃないとダメかなって」

 なぜ、ヒカキンは万人に愛される?動画を見る人が自然な笑顔を作れるように、親しみやすい雰囲気を作ることを大事にしているのです。

 二黒の大きなテーマの中に、周囲に「愛情を分け与える」というものがあります。

 これは、二黒の一生のテーマでもあります。
 ヒカキンは子どもたちを“笑顔”にするということを使命とし、自身の動画づくりにたくさんの仕掛けづくりをしているのです。

 お得意の変顔や独特なリアクションもそのひとつ。
 こうしたら、子どもたちが笑ってくれるだろうということを真剣に考え、動画を撮影、編集しているのです。

 これが、彼にとっての「愛情表現」であり、これがあるからこそ、ずっと第一線で愛され続けているのです。

 また、自分が社会に与える影響力を自覚しているようで、
「投稿ボタンを押す最後の瞬間まで誰かを傷つけないか、不快にしないかというブレーキを自分のなかでかけている」
 と取材記事の中で語っていました。

 こういった価値観も、尊敬に値しますよね。
 本当に、二黒としての深い愛情と優しさを感じます。
 二黒を象徴するのは大地。
 すべてを受け入れる優しく迎え入れる大地です。
 ヒカキンも大地のように、優しく、賢く、柔らかに生きるスタイルを持っているからこそ、日本一のYouTuberになれたのでしょう。

 二黒の特性としては、誰かの手助けがあれば、もっともっと大成する傾向があります。
 最近はTVにも出ているヒカキンですが、世間から見れば、まだ慣れていないという様子も見受けられますが、二黒の特性を活かせば、きっと誰かが愛の手を差し伸べてくれます。
 そうすれば、ヒカキンはもっと輝き、活躍の場をどんどん広げていくでしょう。

 近い将来、「まさか!」と思う番組にまで出演してしまうかもしれませんね。年末の歌番組とか……(笑)。
 まだ彼の動画を見たことがない人は、ぜひ、一度は見てみてくださいね!
 このナインコードを知ってから見ると、より彼の人柄がわかって面白いですよ!

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント
早稲田大学商学部卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。