人を動かすには「15秒で伝える」ことを心がける!
元人気DJ、さらに不動産会社でのトップ営業やベンチャー企業で取締役営業本部長を経験、そして、現在はトップ講師プロデューサーとして、延べ2万人を指導している話し方のプロが教える新刊、『相手のキャラを見きわめて15秒で伝える!』。
この著書の発売を記念して、研修などで教えているノウハウや、すぐに使えるワザをご紹介します!
営業職はもちろん、部下や上司とのコミュニケーションで悩んでいる人は必見です。
今のマネジメントのスタンスは
「自分に合わせろ!」では通用しない
「今春に入る新卒は、平成8年生まれだって?
もう俺と、どのくらい歳が離れてるんだ?」
そんな風に思った皆さんは気を付けてください。
社歴も長くなると、ついつい言ってしまうのが
「今どきの若いものは何を考えてるのかわからない…」
「我々(俺たち)の時代は、こんなに甘くなかった」
「今どきの新人は、こんなこともできないのか」
はい、これを言ったら、もう時代錯誤です。
あなたが新人だった時のことを思い出してください。
同じことを言われていませんでしたか?
私も新人の頃は「新人類」と言われ揶揄(やゆ)されていました。
時代は繰り返しているだけなのです。
テレビの世界でも今、色々なことが問題視されています。
往年のベテランお笑いレジェンドが、ゴールデンタイムのバラエティーでやったことが、「セクハラ」「パワハラ」「時代錯誤」と叩かれています。
しかし、恐らく本人は、「昔はもっとヒドいことをやっていたのに、何も言われなかった!」
「これだからテレビがつまらなくなるんだ!」と思っているはずです。
けれど、常識も時代によって変化し、ルールも変化します。
もちろん、面白いと思うポイントや感覚も変わってきているでしょう。
その変化に対して対応できている人や、その変化を作り出している人が、今の時代に「おもしろい!」と言われるのです。
そもそも、自分の主観を押し付けて、相手を自分に合わさせようとすること自体がパワハラと言われてしまうのです。
今のマネジメントのスタンスは、「自分に合わせろ!」では通用しません。今は、若手も含めて、相手のキャラに合わせてコミュニケーションができないと、信頼を得ることはできないのです。