「天の六白」の子どもは「リーダー役」に

 続いて、「天の六白」の子どもを持つ方ならば、その子には「リーダー的なポジションにつくこと」を勧めてみてください。

 なんでもよいのです。
 クラス委員、クラブ活動の部長、小さい枠ですとグループ班の班長でもいいです。
 とにかく、リーダーになることが、六白の子のコミュニケーション力を大幅に高めます。

 天の六白は、その名の通り「天」を象徴します。
 何事も冷静に、天から目線で見ることに長けているのです。
 ですから全体をよく見て、人の適材適所を見抜きます。
 そして、その才力を磨いてくると、組織の長として、メンバー1人ひとりのよしあしを理解したうえで接していけるようになります。

 そうすれば、相手は「自分を理解してくれている」と感じ、六白のリーダーにだんだんと心を開いてくるでしょう。

 自分を理解してくれていないリーダーに下は慕ってきません。
 けれども、六白は生まれながらのリーダー体質ですので、天から目線で相手を理解する力によって、人がどんどん慕ってくるのです。
 そうなれば、自ずと人と触れ合う機会が増えますので、コミュニケーション力が身についていくのです。

 また、何か課題を抱えたシーンでこそ、六白は大きな力を発揮することを覚えておきましょう。

 学生でしたらディベートなどの話し合いの場がイメージしやすいかもしれません。
六白は全体を鋭く見渡しますので、いま解決すべき問題や、こじれた話の要点をズバッと見抜くことに長けています。

 つまり、課題解決能力がものすごく高いのです。

 これは六白としての人間性や存在感をアピールする絶好の機会となります。

「頭脳明晰な人」「全体が見えている人」「落ち着いている人」など、将来につながる様々なイメージが付与される瞬間ですので、六白の子どもがいたら、普段から話し合いの場を持つように心がけてみてください。

問題解決の糸口を見出したときこそが、六白が本当の意味で最高の自己表現が完成した瞬間なのです。