ドローンは傾斜地にある日本のミカン畑でさらに効果を発揮。活用すれば耕作放棄を減らせる。Photo by H.S.

 ドローンのような最新技術を農村へ普及させる“突破力”も日本と中国とでは雲泥の差がある。

 補助金で技術導入を誘導するところは日中で共通しているのだが、農業の周辺での新たな商機を生むところが、中国の賢いところだ。

 どういうことか。XAGはITジャイアントのアリババグループと農業分野で提携している。

 XAGにとってのアリババの魅力は、農産物を流せるネット通販チャネルばかりではない。アリババ傘下の金融機関、アントフィナンシャルが展開する農村向けの小口融資ビジネスが魅力なのだ。