「相互性」を活かした多彩なコンテンツ
例えばニコニコ生放送などでは、選挙がおこなわれるときに各党の代表を集めて討論会が開かれたり、有識者らを集めて選挙速報を見守ったりする番組が生放送されています。
これらはいずれもライブ配信です。
動画サイトのYouTubeにも、ライブ配信のコンテンツがあります。それが「YouTubeLive」です。音楽フェスやスポーツ中継、交通情報、災害情報のほか、個人ライバーによる雑談やゲーム実況など、多彩なコンテンツが揃っています。
これらライブ配信の動画との最も大きな違いは、「相互性」があるということです。そこから笑いや感動、興奮、同じ時間を共有する楽しさのようなものが生まれるのです。
ライブ配信の最大の特徴ともいえる相互性とは、ライバーとユーザーとの間で繰り広げられるリアルタイムのコミュニケーションを指します。
具体的には、ライバーがしゃべったことやおこなっていることに対して、視聴者がコメント欄に何かを書き込み、それを見たライバーがまた何かしらのアクションを起こして、番組をつくり上げていきます。
相互性が強まると、情報を発信する側と受ける側の距離が、従来のメディアにはないほど縮まります。
その相互性によって人気になっているライブ配信コンテンツのジャンルが、「雑談」です。