ホンダの死闘、四輪事業が営業赤字転落で聖域なき大リストラへ【予告編】Photo:Icon Sportswire/gettyimages

 ホンダ危機の「本質」に迫る特集。初回の10月15日(火)から19日(土)まで全6回連載を予定。ホンダの四輪事業が赤字体質に劣化した元凶は、前社長が敷いた「世界販売600万台」拡大路線のツケだけではない。そこには根深い構造問題が横たわっていた。ホンダをむしばむ危機の正体とは──。

#01 10月15日(火)配信
ホンダ人事抗争71年史、「研究所vs営業」に潜む文民統治の弊害

ホンダの死闘、四輪事業が営業赤字転落で聖域なき大リストラへ【予告編】

 技術の本田宗一郎と経営の藤澤武夫。絶妙な経営統治で創業期を駆け抜けたホンダも71歳。組織の官僚化が進んだといわれて久しい。伝統的に強い研究所や米国ホンダに加えて、近年では中国グループも勢力を強めている。だが、社内の対立構造はそう単純ではなく、研究所vs営業を陰で牛耳る“派閥”があった。

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#02 10月15日(火)配信
ホンダ八郷隆弘社長「技術者のエゴは捨て、コネクテッドでも勝つ」

ホンダの死闘、四輪事業が営業赤字転落で聖域なき大リストラへ【予告編】Photo:Kazutoshi Sumitomo

 不文律を破り、研究所トップを経ずに就任した八郷隆弘・ホンダ社長も早5年目。今年に入り、大々的に打ち出した経営方針は「聖域なきリストラ」だった。競合メーカーが「CASE(コネクテッド、自動運転など)」に代表される新領域への投資を加速させる中、覚悟の守りを決めた八郷社長の真意とは。

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#03 10月16日(水)配信
ホンダ四輪危機、尖ったクルマが消えて残ったのは無駄と疑心暗鬼

ホンダの死闘、四輪事業が営業赤字転落で聖域なき大リストラへ【予告編】Photo:Bloomberg/gettyimages

 自動車ユーザーの間で「ホンダに面白い商品がなくなった」「トヨタ化が加速している」と言われるようになって久しい。シビック、オデッセイ──。幾度となくホンダの経営危機を救ってきた尖ったクルマはなぜ消えてしまったのか。本田技術研究所のエンジニアたちの生の声を聞いた。

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#04 10月17日(木)配信
ホンダ、環境規制世界一でも新型EVは売れば売るほど赤字の悲惨

diamond.jp/articles/-/217326Photo:REUTERS/アフロ

 実は、米国の環境規制基準値に対する達成度で比較すると、ホンダは世界一の水準にある。それだけ技術力が優れているということなのだが、そんなホンダをもってしても、来年日本で発売される新型EV(電気自動車)は売れば売るほど赤字が拡大してしまうのだという。なぜ、このようなもうからないクルマを造ったのか。

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#05 10月18日(金)配信
「ホンダ・日産」連合は誕生するか、トヨタ一強に挑むウルトラC

diamond.jp/articles/-/217327Photo:REUTERS/アフロ

 マツダ、スズキ、SUBARUを従えたトヨタ自動車は、日本の自動車業界では、向かうところ敵なしに映る。だが、ホンダと日産自動車がふがいない業界が発展するはずはない。四輪の赤字体質に悩むホンダと、仏ルノーとの確執が絶えない日産が組めば、「ウルトラC」を演出することができるのではないか。

>>10月18日(金)配信

#06 10月19日(土)配信
ホンダ聖域の「研究所」解体、珍種変種が消えエリート化した技術者集団

diamond.jp/articles/-/217328

 かつての本田技術研究所には「廊下を歩けば、変なやつがゴロゴロ転がっていた」(ホンダ幹部)。だが現在、売上高16兆円のグローバル企業となったホンダに入社するのは高学歴のエリートばかりだ。世の中にない革新的なクルマを開発してきた珍種変種のエンジニアは絶滅危惧種になってしまうのか。

>>10月19日(土)配信

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