文房具ブームの中でも、ほとんど語られることのない100円ショップの文房具。だが、一見チープに思われる100円文具も、アイデア次第で本当に使えるツールへと大変身させることができる。第3回は、ブックエンドを本立てとしてではなく、「金属壁面」として活用する、あっと驚く文具術。
ブックエンドで金属壁面をつくる
小物整理に役立つ意外な使い方
第2回で、マグネットを使えばさまざまなものを金属壁面に貼り付けられることをご紹介しました。
ですが、いろいろと貼り付けたいと思っていても、どうしても金属壁面がない場合もあります。オフィスのデスクが金属のパーテーションに囲まれている人はいいですが、そうじゃない人は金属面を探すのに苦労するかもしれません。
そのときは、「ブックエンド」を使います。本来ブックエンドは、本の下に挟んで本を立てる用途として使われますが、もちろん使い方は自由です。
直角に曲がった金属製のブックエンドは100円ショップでもたくさん売られていますが、それを使えば机上空間に金属の壁面を作り出すことが可能です。本の下に滑り込ませる部分を書類立ての下などに差し込み、本を押さえる側面部を手前に持ってくれば、それが金属製の壁面となるのです。
ちなみに、ブックエンドは真ん中が開いているタイプが多いですが、穴をふさぐように裏側から、第2回で紹介した「マグネットシート」を貼り付ければ完全な壁面を作り出せます。
これに、「マグネボックス」(第2回で紹介)や自作したボックスを貼り付ければ、小物置き場の定位置を作り出すことができるため、必要なときにさっとお目当ての文具を取り出すことができます。