服について考えるのは、めんどくさい。アイテム選びがめんどくさいし、コーディネートもめんどくさい。そんな男性に向けて、『服がめんどい――「いい服」「ダメな服」を1秒で決める』で最短で私服を決める方法を説いた大山旬氏。「これさえ着ておけば間違いない!」という服選びの必要最小限の理論だけを伝授する。(こちらは2019年11月14日付け記事の再掲載です)

安く見える「ダウン」を選んでいないか?

冬はダウン1枚だけで乗り切る!

 そんな男性も多いはずです。

 だからこそ、ちゃんと「選び方」を知っておかないと、見た目で損してしまいます

 ダウンジャケットの定番は、ユニクロの「ウルトラライトダウン」でしょう。

 しかし、これは多くの人が着ているため、かぶりがちです。

 しかも、赤や緑などの派手な色を選びがちなのですが、どうしても「安っぽく」見えてしまいます。

センスの悪い人が買う「ダウンジャケット」はこれだ!【書籍オンライン編集部セレクション】買ってはいけないダウンジャケット イラスト:須田浩介

 センスのいいダウンは、「テカテカした光沢がないもの」です。

 デザインは、とことんシンプルで、ネイビーやブラックなど、色が濃いものがおすすめです。

 ユニクロであれば、「シームレスダウンパーカ」がおしゃれアイテムとして優秀です。

センスの悪い人が買う「ダウンジャケット」はこれだ!【書籍オンライン編集部セレクション】買ってもいいダウンジャケット イラスト:須田浩介

 ダウンジャケットは、モコモコして着膨れして見えがちです。

 なるべくタイトで暗い色のものを選ぶようにしてください

どうやって「ダウンジャケット」を着ればいい?

 下のコーディネートのように、体にフィットしたサイズを選びましょう。

 着丈も、腰の位置くらいの短めのものがよいです。

 選ぶときのポイントは、前のジップを締めて腕をおろしたときに、腕と体の間に少し空間ができるのが理想です。

 アウターにボリュームがあるぶん、中のニットや、ボトムス(ズボン)はタイトなものを着ましょう

 そうすることで、全体的に引き締まって見えます。

 みんなが着るアイテムだからこそ、ちゃんと選び方をマスターすれば、周りと大きな「差」がつきます。

[著者]
大山 旬(おおやま・しゅん)
スタイリスト。株式会社SO styling代表取締役
アパレル販売職、転職アドバイザーを経て2009年5月に独立。一般人を対象に3000名以上のファッション改善を行う。主に経営者・専門家に向けたスタイリングアドバイス、およびビジネスにおけるキャリアアップを目的としたスタイリングを得意としている。また、日本最大のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」を主宰。大人の男性に向けてファッションの基本をわかりやすく解説し、利用者数は累計1000名を超える。
[絵]
須田浩介(すだ・こうすけ)
1987年生まれ。2008年創形美術学校卒業。卒業後、フランス・パリ国際芸術会館シテデザールに派遣。跡見学園女子大学、創形美術学校、非常勤講師。アクリルガッシュを使用したファッション感のある人物、動植物のイラストレーションを描く。商業施設のキャンペーン、書籍、雑誌挿絵、ポスター等の仕事を手がける。