部分ではなく全体、
木ではなくて森を見る姿勢

 もう1つの技術の進歩については、以前は、職場に行かないと仕事ができなかった。
でも技術が進んでSNSの時代になれば、どこででも仕事ができる。
これはすばらしいことですが、これも分断化の方向にベクトルが進んでいくと思うのです。

 そのような世界であるだけに、実は現代こそ、

地球をまるごと、
世界をまるごと
理解する必要がある。

 だから僕は、このような時代にこそ、世界をまるごと、部分ではなく全体を、木ではなく森を見る姿勢が人間にとって必要になっているのではないか。
そういう気持ちでこの本を書いたのです。

 過去の僕の『哲学と宗教全史』全連載は「連載バックナンバー」にありますので、ぜひご覧いただき、楽しんでいただけたらと思います。