大手コンビニの加盟店では、売れ残った弁当や惣菜の仕入原価の大半を加盟店が負担する仕組みだ。そのため、売り上げを伸ばしたい本部が加盟店に大量の商品を仕入れさせ、在庫や廃棄の負担を押し付けて販売機会を増やそうとする手法が問題視されている。

 ファミマでは、商品の発注は店舗のストアコンピューター(ストコン)を使う。そして通常の発注に加えて、新商品の発注と、発注時期を早めることで安く商品を仕入れられる「事前発注」は、ストコン上で通常発注とは別の画面で行う。ただ、このオーナーは開業当初、通常発注のやり方しかSVに教えてもらえなかったという。

ストアコンピューターの発注画面。中央の黄色い枠内に数字を入力すると、発注個数が確定される。このオーナーは、通常発注以外の手法を担当のSVから教えてもらえなかったと訴える

 開業して3、4カ月たった頃、オーナーは自分や妻が発注した量よりも多くの商品が納入されていることに気が付いた。SVがオーナーに教えていなかった新商品や事前発注の仕組みを使い、無断発注していたとみられる。

 また、ストコンや、首から下げて発注作業ができる持ち運び型端末には、オーナーや店舗従業員だけでなくSVがログインすることもできるが、これらの端末にSVが自分の名前でログインしたままの状態だったこともしばしばあった。