新型肺炎になると、どんな症状が出る?
中国からの報告によると新型コロナウイルスに感染・発症した患者には以下のような症状が見られるとのことです。
・発熱
・全身倦怠(けんたい)感
・乾いた咳(せき)
・入院患者では呼吸困難も多い
・その他、筋肉痛、関節痛、頭痛、下痢なども報告されている
これらの症状は、いわゆる風邪やインフルエンザなどに感染した時にも見られるものですが、肺炎を発症してくると呼吸困難や血痰など肺炎としての症状が全面に出てきます。
今すぐできる対策は?
現在、新型コロナウイルスが国内で感染伝播することを防止するのにもっとも重要なのは、下記の2点になります。
・武漢市への渡航歴があって発熱と気道症状(咳やのどの痛みなど)のある人は、マスクをしたり、咳やくしゃみをティッシュで押さえたりするなどの「咳エチケット」を守ること。
・武漢市への渡航歴があって、発熱と気道症状がある人は、公共交通機関を使用せずに、医療機関を受診して、きちんと渡航歴を伝えること。
武漢市への渡航歴がない人、武漢市への渡航歴があっても発熱と気道症状がない人は、現状では新型コロナウイルス感染症を疑う理由はありません。ニュースなどで今後の状況の変化に注意してください。感染の対策としては、インフルエンザに対する対策と同様で、基本的に手洗いと「咳エチケット」を守ることだと思います。
(本記事はOpenDoctors[オープンドクターズ]からの提供記事です)