成績のいい友だちのやり方をマネさせる

 女の子には、母親や友人のいいところをマネようとする特徴があります。

 VAMOSでも、漢字を覚えるのに単語帳を使っている女子児童がいたのですが、それを
見た周囲の女の子たちは「いいね」と翌日から早速マネていました。

 一方、男の子は、そんなことに気づきもしませんでした。

 女の子は、どの子も勉強に自分なりの工夫を取り入れます。そして、それを見ていた子がマネをするという具合に、そのアイデアが何人かの間で共有されていきます。

 「○○ちゃんがやっていた」「○○ちゃんが持っていた」 というのは、女の子にとってとても重要なテーマなのです。

 これがいい方向に働けば、頑張るモチベーションになってくれます。一方で、マネすることがマイナスに働くこともないとは限りません。

 たとえば、女の子は総じて読書好きですが、読む本もまた周囲に影響されます。

 同じ小学校に通う子でも、中学受験をする子たちは大人が読むような難しい本を好み、そうでない子たちはラノベにハマっているという具合です。

 上手くいけば、友だちの存在によって成績も伸びるし、へたをすると友だちの存在によって学力が落ちてしまうのが女の子です。

 こういうことがあるからこそ、親御さんは女の子の学校選びに気を遣うのでしょう。

 親が口を出せる範囲は限られますが、成績を伸ばし合えるような友だちとつき合えるよう導いてあげましょう。