一方、医療者向けには日本医学放射線学会が2月14日、COVID-19関連肺炎の画像所見が掲載されておりWeb閲覧可能な論文リストを公開した。
日本感染症学会/日本環境感染学会は、「水際対策から感染蔓延期に向けて」という2月21日付の記事を掲載。「致死率は依然としてSARSより低いものの高齢者・基礎疾患保有者における肺炎の合併は生命を脅かす重篤な状態につながる可能性を高める」とし、医療者へ「軽症例はインフルエンザに準じた対応、重症例を見逃さない、遺伝子検査は入院が必要な肺炎でウイルス性肺炎を疑う場合に実施」などと解説している。
日本透析医学会は、1月31日の段階で「いまだ詳細は不明」としつつ、感染予防対策の徹底を呼び掛け、その後も情報更新を続けている。また日本透析医会は2月4日、透析患者におけるCOVID-19のスクリーニングなどの対策を公開した。
このほか日本内科学会では「日本内科学会雑誌」の109巻3号(3月10日発行予定)で緊急掲載予定のCOVID-19関連原稿をWeb先行公開している。(HealthDay News 2020年3月2日)
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