『週刊ダイヤモンド』2007年11月10日号の特集「決定版 介護全比較」では、最新の有料老人ホームランキングを発表。誌面では、8エリア・11都道府県の1001施設に関して、独自の指標によって優良施設を採点しています。今回はその一部として、東京・神奈川・愛知・大阪各エリアのランキング上位結果を、ウェブ公開します。
有料老人ホーム
「ランキング表の作成方法と見方」
今回のランキングでは、老人ホームを「介護型」と「自立・混合型」の2タイプに分類して評価した。それぞれのタイプの違いを簡単にまとめると次のようになる。
「介護型」とは要介護や要支援の認定を受けている人を対象とするタイプであり、「自立型」とは自分で身の回りのことができる人が対象となるタイプである。また、「混合型」とは、「介護型」「自立型」の両方の人が入居できるタイプを指す。
例えば当初は自立者向け居室に入っても、要介護状態になった時には、介護居室に移ることができるタイプのものが、この「混合型」にあたる。
今回はこの分類を厳密に行うことで、施設の実態に即したランキングを目指した。
●対象ホーム
介護付き有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)。事業開始は2005年末まで。入居定員は20人以上。
●対象エリア
上記の条件のホームが30件以上ある都道府県(北海道、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県)。
●作成方法と掲載の仕方
ランキングは都道府県別に介護型と自立・混合型に分けて作成。7つの指標の数値を得点に置き換え、それらの合計得点(100点満点)の高い順に掲載している。スペースの関係から、実際の数値は省略した。
アンケート未回答のホームの介護型か自立・混合型かの判断は、居室のタイプが一般居室(自立者向け)か介護居室かによって下した。一般居室でも1人当たり20平方未満の場合、また自立者の入居者ゼロ、入居時の条件が要介護のホームは介護型とした。ただし、20平方未満でも自立者が現在の入居者の2割を超えている場合は自立・混合型に分類した