人生、何がおこるかわかりません。順調にいくこともあれば、逆風にさらされることもあります。経済状況が混とんしている今、お金こそが命綱です。そんな大切な命綱ですが、あなたと伴侶の二人を支えるだけの強度はありますか。なにかのための備えは日頃からきちんとやっていく必要があります。急に慌てても間に合わないので、元気な今のうちから少しずつ準備を始めていきましょう。
そこで、ご夫婦や子ども向けにお金の教育活動をしているお金のソムリエ協会会長による新刊『夫婦1年目のお金の教科書 夫婦生活はお金の相性で決まる!』から、夫婦1年目がよくモメるテーマから生まれた疑問を基に、新婚さんはもちろん、結婚を控えているカップルから熟年夫婦に至るまで、お金が増えて貯まる最高の家計術を42項目にわたって紹介していきます。

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共働きは当然。子供の幼少期は
妻社長メソッドを使おう

 この40年間で専業主婦世帯は半分に減り、共働き世帯は2倍に増えました(独立行政法人労働政策研究・研修機構「早わかり グラフでみる長期労働統計」)。海外では仕事がなくて仕方なく専業主婦になっても、自ら進んで専業主婦になる人は少ないそうです。

 日本でも、江戸時代までは妻も普通に働いていました。専業主婦とは、戦後の日本で多く見られるようになった特殊な現象なのかもしれません。

 そもそも、社会に貢献した結果として収入が得られるので、生きていくために働くことは当然です。人間だけでなく、すべての生き物は働かないと生きていけません。ですから、共働きは当然です。

 とはいえ、出産後は子育てに専念せざるを得ないのが実情です。そこで「妻社長メソッド」を紹介します。妻や夫の趣味や特技を生かして、身内を社長に据えて副業したり起業したりするメソッドです。家族で協力しながら取り組む事業なので、「家業」です。家族経営の商店や農業と似ていますが、会社にするのです。

 会社にするといっても、プライベートカンパニーなので恐れるに足りません。従業員も雇わないし、オフィスもいらない。子供が生まれたときに出生届を出すように、設立届を出しますが、3時間と7万円あれば完了します。

 そもそもなぜ法人化するのかというと、社会保険料や税金が優遇されるからです。法人は病気にならないし、加齢で働けなくなることもないので、生身の人間と違って健康保険や年金保険に加入する必要がありません。毎年7万円程度の法人住民税が発生しますが、法人は経費として認められる範囲が広く、しかも個人より税率が低いので、収入が増えるほどお得になる。だからお金がはやく貯まります

 このように資産が加速度的に増える点が妻社長メソッドの特徴なので、早い人は数年で本業の収入を上回ります。そうなれば、会社を辞めて、副業や家業を本業にできます。