健康診断のホント#15
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特集『健康診断のホント』(全18回)の#15は、現役医師による匿名座談会をお届けする。毎年受診しているものの、一般人にはなかなか分からない健診(検診)の裏事情。検診センターや人間ドックの勤務医3人に、匿名を条件にぶっちゃけトークを展開してもらった。(聞き手・ダイヤモンド編集部 宮原啓影)

「週刊ダイヤモンド」2020年4月4日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの

【匿名座談会】 その受診の仕方、大丈夫?
医師がこっそり教える「人間ドックの受け方」

【参加者プロフィール】
A氏 都内検診センター勤務 50代 男性
B氏 都内検診センター勤務 40代 男性
C氏 都内人間ドック勤務 30代 女性

――健康診断、人間ドックの受診者にありがちな誤解は何かありますか?

 例えば人間ドックが2~3週間後に控えている人がいるとします。その人が「ここ数日、体のどこそこがおかしい」と異変を感じていても、「すぐに病院へ行こう」とはなりません。「しばらくすると人間ドックがあるから、ちょっと待って調べてもらおう」とだいたい考えますね。

 そもそも人間ドックや健診、検診というのは、あくまで症状のない人の病気リスクを見つけるのが目的です。この点はかなり誤解されていますよね。

 すでにはっきりと症状が出ている場合、例えば脳卒中や狭心症のような症状が出ている場合、医学的な専門のアプローチが必要です。消化器でいえば便秘などの症状がある場合は、迷わず病院に行ってください。

 人間ドックに来てもらえばこちらはもうかりますが(笑)。