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文章の書き方にはいくつもスタイルがあるけれど

私たちは小さい頃から何かしら文章を書く機会が多く、読書感想文や見学レポート、研究発表の資料、小論文や卒業論文などを書いた覚えは誰にもあるでしょう。入学試験や入社試験で論文を書かされたかもしれません。

その過程で、文章の書き方にはいくつかのスタイルがあることを教えられました。例えば小論文であれば、序論・本論・結論の3段構成で書くことが標準的であると教わります。序論は導入部で問題提起を行い、本論は展開部で論証を示し、結論は結末としてまとめを書く、と教わりました。試験の小論文もこのスタイルで書くことが多いでしょう。

よく知られているのが起承転結の構成です。中国の漢詩である絶句の構成方法が起源です。起は導入部分で、物語が起こるところから始まります。承は物語を発展させる部分で、物語の魅力を膨らませます。転は物語に変化が訪れる部分であり、物語の最大の山場になります。結は物語を締めくくる部分であり、起こった問題を決着させる役割があります。

序破急というスタイルもあります。これは日本の古典音楽のひとつである雅楽から出てきた概念です。序は導入部分で、物語のつかみに当たる重要なところです。破は変化が訪れる部分で、物語を広げ、盛り上げていくところです。急は物語を締めくくる部分であり、物語で起こった事件を収束させ、終わらせるところです。

パラグラフ・ライティングを習った方もいるかもしれません。英語圏では一般的なスタイルで、論理的に物事を伝えるための文章術です。まず、主題や主張を述べます。次に、主題や主張を強化する例を挙げて示したり、補足情報を加えたり、根拠を述べたりします。最後にまとめ文を書いて締めくくりとします。これも3つのパートで構成されています。私も英語で論文を書くときには、このスタイルに従うよう教えられました。

映画の脚本では3幕構成が用いられます。これは米国の脚本家であるシド・フィールド氏によって理論化されたものです。ストーリーは3つの幕に分かれ、それぞれ設定(Set-up)、対立・衝突(Confrontation)、解決(Resolution)の役割を担っているとする枠組みです。状況説明(Situation)、冒険・葛藤(Quest)、解決(Resolution)と言われることもあります。