イノベーターたちはイスラエルを目指す安藤庄平(あんどう・しょうへい)
2010年、豊橋技術科学大学工学部機械システム工学課程卒業。2011年、株式会社サムライインキュベートIncubate Associate of the Samurai Left Arm IAS就任。シード・アーリーインキュベート事業とグローバルローカライズ事業を担当する。2012年、東京理科大学大学院総合科学技術研究科MIP修了。

――書籍『アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?』 がきっかけでイスラエルに目を向けたということですが、どんな点が印象に残っていますか?

安藤 僕としてはどこということじゃなく、読んでいてもう、知らないことばかりで「こんな世界なんだ」という驚きの連続でした。イスラエルにこんなにハイテク企業が集まっているとは知らなかった、という衝撃が大きかったです。

榊原 僕は帯コピーにある、四国と同じくらいの面積で人口710万人でひとり当たりベンチャー投資額がアメリカの2.5倍つまり日本の約10倍というのだけで衝撃でした。それと、兵役があってそこで強制的に先端技術を学ぶ機会があるというのも印象に残りました。韓国の場合、30歳までに2年間兵役につくというのがあって、プログラマーになれば兵役が免除されるんです。それもすごいと思いましたが、イスラエルのほうがもっとすごいですよね。

 アップルやグーグルが使っている最先端技術の大元のところは、イスラエルにあると気づかされました。いま最先端を見ている人はシリコンバレーじゃなくて、イスラエルを見ている。でも、そのことにまだ大部分の日本人は気づいていない。だから、僕らが開拓したいと思っています。

 韓国、中国の人はすでにどんどんイスラエルに行っていると聞きます。僕らも負けちゃいられない、僕らの世代で世界を席巻するものをつくろう、という志でやっています。

――とてもエキサイティングなイベントになりそうで楽しみです。ありがとうございました。


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