日本国内に出回る投資信託の数は、今や約6000本。これだけたくさんの商品があると、「投資信託で資産運用を始めてみたいけれど、どれを選べばいいかかわからない!」と迷ってしまう人も多いことでしょう。本連載では、最新刊『全面改訂 投資信託選びでいちばん知りたいこと』(ダイヤモンド社)を上梓した世界No.1投信評価会社「モーニングスター」トップの朝倉智也氏が、投資信託の賢い選び方をわかりやすくレクチャーします。さあ、あなたも「長期・分散・積立投資」で、人生100年時代の長生きリスクに今から備えましょう!

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国内株式型の投信の主なインデックスには、
日経平均株価とTOPIXの2つがある

 国内株式型の場合、主なインデックスとして日経平均株価とTOPIXがあります。

 日経平均株価は、東証一部に上場している企業のうち、比較的規模が大きく、流動性の高い会社225銘柄の「株価」の平均を算出したものです。

 したがって、価格の高い銘柄(「値がさ株」と呼ばれます)の株価が大きく動くと、指数も大きく変動する傾向があります。

 一方TOPIXとは、東証一部の2000を超える全銘柄の「時価総額(発行済株式数×株価)」が、「基準時価総額(1968年1月4日の東証一部の時価総額)」からどのくらい増加したのかを計算したものです。

 日経平均が株価の単純平均であるのに対して、TOPIXは、株価に加えて発行済株式数も考慮に入れた株価の平均です。したがって、株価は高いけれど発行済株式数が少ない会社よりも、株価はあまり高くないけれど発行済株式数が多い会社のほうが大きく影響するという特徴があります。

 日経平均とTOPIXは、過去25年間の推移(下図)を見るとおおむね実績の違いはありません。どちらに連動するタイプを選ぶべきかについては重視するポイントによって変わります。